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……ギシ…
音を立てながら、 ベッドが少し変形する感覚がする。
優しく、暖かい吐息を肌で感じる……
no.
ya.
突然のことに目を覚ます。
目の前には、彼の柔らかそうな肌があって、
今にも、一緒になってしまいそうな距離で___
ya.
no.
no.
ya.
お互い、明らかに動揺する。
no.
ya.
第三話
引けない引き金
____彼との同棲が始まって、 早1週間が経とうとしていた。
その中で分かったことといえば……
まずひとつ、ただ純粋に、 彼との生活は楽しいということ
どうやら俺は「ゆあんくん」って呼ばれてる人間で、
その人は黒髪、赤メッシュ。
そして青髪の人は「なおきり」さんって人で、
____俺は、彼のことが好きで、
彼は、俺の彼氏で?
彼は、「ゆあんくん」のことが好き
……なの、かな?
まぁわかんないけどとにかく
毎日が楽しくて、愛しくて堪らなかった。
____そんな何気ない日々のことだった。
とある新聞を広げながら、彼は言った。
no.
ya.
no.
ya.
笑顔の男の子ひとり、___遺影だろうか。
no.
ya.
no.
……なんで急にそんな重い話を?
分からないけど、自分も同じコトしたし
平然を装う。
ya.
俺の表情は、困惑に近かった。
でも彼は俺のその表情を、辛そうだと感じ取ったらしくて、
no.
そう、気遣ってくれた。
___記憶無いから、赤の他人でしかないけど
「ゆあんくん」と、何か関係あるのかな?
でも、なぜか。 この写真の人が誰か分からないのに、
ya.
「全然大丈夫だよ」って声が、出てこなかった。
no.
ya.
no.
本当に誰か覚えてないけど、
あの顔、何処かで、
腐るほど見たことがある気がする___
ya.
no.
ガチャッ
ya.
さっきの写真の人の顔で、 何かを思いだしてしまいそうだった。
なぜか、絶対に思い出したくはなかった。
でも、いくら水のたまる器に蓋をしたって
溢れてしまうんだって。
______
ya.
頭痛と共に、何かがあふれ出した。
ya.
頭がちかちかして、真っ白になる。
真っ白なのに、どこかで見たことがある景色。
見たことがある景色_____
??
あれ、これ、誰の声___
朦朧とした意識の中、事実をつかみ取る。
ya.
頭痛がする。
……そうだった。
ya.
ya.
ya.
ya.
ya.
あーーーー、
折角色々分かってきたのに、 分かりたくないことも分かっちゃった。
ya.
ya.
なんで思い出したくないかは、 それこそ自分でも分からない。
何か、思い出したくない、すごい罪を 犯した気がするから……
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