れもねーど
れもねーど
れもねーど
れもねーど
れもねーど
当日
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かっこよくて見覚えのある服 顔の横に赤メッシュが入ってる そんな彼が椅子に座っていた
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急いで彼の元へ駆け寄る
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彼はにへっと笑ってそう言った
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そう言って優しく微笑む彼に 少しだけ、鼓動が激しくなった
だめだ、配信者とただのホストじゃ 恋なんてできやしない
配信者に恋はしちゃダメなんだ… 分かってる、分かってるはずなのに
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手が暖かくなる
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あぁ、彼と手を繋いでいるんだ、 そう気づくのは少し時間がかかった
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すっごく悲しそうな目をする彼 俺はそういう顔に弱いんだよ
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渋々、彼の手を握る もちもちしてて優しく、少し骨ばっている そして、温もりを感じる
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なんでこんなこと平気で言えちゃうんだ、 ホストの俺でも無理なのに。 冷静になりたくても心は正直。 ずっと音が早くて、鳴り止まない
あぁ…俺はガチ恋勢と呼ばれる物には なるつもりはなかったのに、と心の中で 苦笑する
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(やっぱ かわいい/かっこいい なぁ)
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カフェ店内
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店員さん
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店員さん
店員さん
彼と一緒に対面で座る それにしてもさっきの店員、 「三枝さんでしたか!」って… どういう事だ?
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いや、は、?待って。 状況を整理させてくれ
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必死に弁解する彼 やっぱ好きかもしれない、と思い始める
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この人は人に無自覚に罪悪感を持たせる 天才なのだろうか? さっきからその悲しそうな顔のせいで 怒れないのだけれど…
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苺が乗った凄くふわふわしてそうな パンケーキ このメニュー表見てから ずっと食べたかったんだ。 引かれないといいけれど。
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カランコロンッ…♪
店員さん
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店員さん
(明那たちの隣)
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…待って この状況で俺いたら明らか場違いだろ…と 本気で帰りたくなってくる とにかく俺は空気となろう。
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それ言うなら言い切って欲しかった。 絶対怪しまれる。
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叶さんは少し怪しみの目で俺を見ている
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緊張しすぎて余計怪しまれてしまった。 やらかした。
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肝心なところが聞こえなかった どう思われているのだろう
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全部言い終わる前に 明那が葛葉さんの口を塞いだ
なんて言おうとしていたのだろうか…? よくコメントをくれるすき…とは すきって…好きのことなのか…?!と つい都合よく脳内変換されてしまう
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続いて叶さんも口を塞がれて
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俺の頭はキャパオーバーしてしまったようだ
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店員さん
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店員さん
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店員さん
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こんな美味しそうなパンケーキ初めて見た 凄くわくわくする
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食べてみる。 ……美味しすぎる どんどん口に入っていく
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今日はやけに心臓の音が聞こえる まぁ理由は分かっているが
思っていた以上に 彼の事、いや、明那のことが 大好きだったんだ
れもねーど
れもねーど
れもねーど
れもねーど