『悪魔の子なのに』

nmmn注意、ご本人様には関係ありません。 🌸→らん 🌸…？→魔王 となります。

しばらく暗いところにいた。

意識が遠のいていくなか、メンバーの罵声だけ聞こえてきていたんだ。

外なんて、気にしてなかったんだから。

このまま、死んでいくのだろうか。

みこと…？？

みことの声が、今外から聞こえた。

俺の意識はまだある。

苦しくない…？

ここの暗闇のみことじゃない。

今、俺はみんなに信用されている。

なのに俺、きっと心の底から信用はしてなかったんだ。

でも…その信用を裏切ってどうするんだよ。

俺は、助けられて、何回も…っ

だったら一回でもいいから、助けなきゃでしょ！！

動け、動いて！！

声よ届けっ…

これはっ…

俺の意識であって俺の体だ！！

その瞬間、俺の意識は急に戻る。

何か吐き出しちゃった…

このあと、妖魔は激減に減った。

みんな平和に暮らせるんじゃないか。

俺も悪魔がいなくなった今、人を信用して話している。

これは少し先の話。

すちとなつといるまはこさめと一緒に一旦対処会に顔を出したらしい。

すごい褒められて、ランクが白になったとか。

みこととすちとなつと俺は変わらず学校に通う。

なぜか英雄みたいな感じで讃えられているが。

いるまは対処会に戻り、幹部をやっている。

悪魔が出てきたようにだ。

すごい偉い人なんだって！暇らしいけど。

こさめは中学には行かなかった。

街の復旧を手伝わないかと誘われたらしい。

そのついでに、その人達の家に寝泊まりできるようになったから、俺達とあまりあっていない。

メールはすごいくるけど。

みこともよく意見を言うようになったし。

まぁ、異様に懐かれてるけど。

心配してくれるんだって。

すちも俺のことを気にしてくれている。

今はめちゃくちゃ好きだから！とか。

わかってるよ。

なつは今まで通りツンデレ。

でも、遊びにはよく誘ってくれる。

人は誰でも変われる。

誰でも信用できる。

友達や仲間って、大事なんだよ。

勇気を出していなければ友達を失ってたかもしれない。

仲間というものを手に入れれなかったかもしれない。

未来がなくなってたかもしれない。

昔を引きずることになったかもしれない。

一生戦えなかったかもしれない。

そして…自分の身を捨ててたかもしれない。

でも、今俺達はそうなってない。

今友達は目の前にいて、

仲間を手に入れてて、

未来も存在する。

昔と向き合えた、

戦える勇気もあった、

自分はまだ生きてる。

信用、勇気、仲間、きっかけ。

悪い方向に進むこともあれば、いい方向に進むこともある。

これ大事！！

俺はこの世界で生きてきた。

これからも生きる。

そのためには…大切にね。

『悪魔の子なのに』＿end

はい！！ ここまで読んでいただきありがとうございました！ 感動…？で終わらせれたかな？ 結構大作です！ 最後のやつは一人一人の…？ 次回作、『消えた最強不良』(書き直し)も、よければ見てください！！ ではまた番外編や裏話や設定でお会いいたしましょう！！ またね！