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絶対に忘れない… 1

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絶対に忘れない… 1

1 - 絶対に忘れない… 1

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2018年10月04日

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ここは、町外れにある深い森の洋館

今は猛吹雪。

そして、洋館の中にはその吹雪で帰れない人が集まった。

スキーをしに来た人、木を切りに来た人、動物を狩りに来た人…

みんなこの洋館に集まった。

だが、ここの遭難者たちは知らない…

この洋館の中に

人狼がいることを…

ジェシカ

いい洋館じゃない〜

ジェシカ

ねぇ!お姉様!

サンドラ

えぇ…

エマ

あら?あなたたちも遭難者?

ジェシカ

ええ。そうよ。吹雪が弱まるまでここにいようかと思って。

エマ

でもここ、人狼がいるんだって。

サンドラ

っ!?

ジェシカ

じ、人狼?なにそれ

エマ

昼間は人間に化けているんだけど、夜になると狼になって人を噛み殺しちゃうのよ。

ジェシカ

えぇ!?そんな獣が生息するところなの!?

エマ

でも、人狼はここら辺には1匹しかいないらしいから。集団で来られることはないわ。

エマ

でも…1匹でも怖いわよねぇ…

ジェシカ

お、お姉様…ここ怖いよ…?帰ろ…?

エマ

外は猛吹雪。下手すると視界が奪われて死に至るわよ。それよりだったらここにいた方がいいんじゃない?

サンドラ

ジェシカ…もう少しの辛抱よ…

サンドラ

夜が明けたらきっと止んでるわ。

ジェシカ

メイドに連絡して、迎えに来てもらいましょう!

サンドラ

ここは電波が届いていないわ。連絡したところで繋がらないわよ。

ジェシカ

じゃあ…私どうすれば…

エマ

きっと人狼なんて来ませんよ。安心してください。

ジェシカ

サンドラ

はぁ…ジェシカ黙ると長いのよ…

サンドラ

あなた、名前を聞いていなかったわね。なんというの?

エマ

私はエマです。下町のパン屋で働いています。

サンドラ

あぁ…あのベーカリーの…

エマ

あなたは?

サンドラ

私はサンドラ。それでこっちは妹のジェシカ。今黙っちゃってるけど、普段はいい子なのよ。

エマ

サンドラ…ジェシカ…

エマ

それって、あの国王様のお娘さん?

サンドラ

えぇ…城に住んでるサンドラとジェシカ。

エマ

あなたたち!サンドラ様とジェシカ様でしたの!?

サンドラ

あら…気づかなかった?

エマ

これはこれは…どうも…

サンドラ

敬語なんて使わなくていいわ。タメ語で結構よ。

エマ

は、はぁ

1時間後

サンドラ

ジェシカ寝ちゃってたのね…

エマ

あ、そうですね。

サンドラ

吹雪、止まないわね…

がちゃん

クリス

クリス

!?

ローラ

ちょっとあなた!勝手に入ったらダメじゃない!

ローラ

…あら?

クリス

お前らなんだ?

エマ

えと…私たちはこの吹雪で帰れないから、ここで止むのを待っている者です。

クリス

そうか…

サンドラ

ちょっとあなた、ここ禁煙なんですけど、なにふつうにタバコ吸ってんの?

クリス

別にいいだろう…

サンドラ

ちょ、ちょっと!床に灰落とさないでくれる!?

ローラ

あなた!ここ禁煙なんだから、タバコやめなさいって…

クリス

俺の楽しみを取るんじゃねーよ。外で吸ったらさみいだろ

ジェシカ

ゲボッ!ゲボッ!

ジェシカ

なに〜?この匂い…もしかして、タバコ!?

サンドラ

ジェシカ!

サンドラ

あの!妹はタバコの匂いが苦手で、数と咳が止まらなくなるんです!

サンドラ

吸うなら外で吸ってくださる!?

エマ

サンドラ様…ちょっと落ち着いて…?

クリス

サ、サンドラ様!?

ローラ

サンドラ様って、あの城の姫君の!?

サンドラ

えぇ。ごきげんよう。

クリス

これはこれは、悪かった。

エマ

あなた方はなんとおっしゃるの?

ローラ

私はローラよ。ただの市民よ。

クリス

俺はクリス。ローラの旦那だ。俺は木を切る仕事をしている。

ジェシカ

あなたたち夫婦なの?

ローラ

はい。そうなの。

エマ

私はエマ。下町でパン屋を営んでいるわ。

サンドラ

私はサンドラ。そしてこっちが妹のジェシカ。

ジェシカ

よろしくね!

ローラ

よろしくね。サンドラ様にジェシカ様。あとエマちゃん。

ガチャン

アンナ

はぁ…はぁ…

アンナ

なんなの!?あの猫は!?

ジェシカ

ぎゃっ!?

アンナ

ここは…?

ローラ

ここは森の奥の洋館よ。

アンナ

はぁ!?なんでこんなところに!?

クリス

…お前が来たんだろ。

アンナ

ちょっと!そこの帽子!聞こえてるわよ!

クリス

帽子じゃねぇ!俺はクリスだ!

サンドラ

まぁまぁ落ち着いて。お名前なんていうの?

アンナ

私はアンナ。桜陽小学校の生徒よ。

アンナ

私の飼ってる猫が家から逃げ出して、追っかけて来たらここにたどり着いたってと。

アンナ

こんな吹雪じゃ、探しても見つからないだろうし。

ジェシカ

ふーん。

アンナ

ふーんって何よ!追いかけるの大変だったんだから!

サンドラ

もう…ジェシカとアンナ…喧嘩しないで…

アンナ

ジェシカ…?それって…

エマ

お城に住んでるお嬢様よ。

アンナ

えぇ!?お嬢様がなんでこんなところに!?

ジェシカ

スキーしてたのよ。

アンナ

お嬢様もスキーとかするんだ…

ガチャン

ミカ

困ったねぇ…

アーニー

師匠!無理なさらないでください!

ミカ

まだまだ…私はまだ32だよ?

ローラ

今日はこの洋館でパーティーができるかもね。

エマ

今日は忙しくなりそうですね。

アンナ

あんたたち、なんていうの?

ミカ

年上にタメ語なんて…いい度胸だねぇ…

ミカ

私はミカ。湿地に住んでるただの魔女よ。

ジェシカ

ま、魔女!?

アーニー

そして、僕はアーニー!師匠の弟子です!

アーニー

僕も魔法を教えてもらいたくって…

アーニー

まだ、何も魔法は使えないけど師匠の元で頑張ってます!

エマ

へぇ…いい子なんですね。

ミカ

私が産んだだけあるね…

クリス

この坊主、あんたが産んだのか!?

ミカ

そうよ…旦那は随分前に死んだわ。

サンドラ

あら…お気の毒に…

ミカ

でも私、この子がいなかったら死ぬつもりだったの。でも、自分の息子をこの世において、自分だけ逝くっていうのは卑怯でしょう?

ミカ

アーニーがいなかったら旦那が恋しくて天国に逝くとこだったわ。

ジェシカ

なんか…切ない…

ミカ

あなたたち、サンドラ姫とジェシカ姫ね?

ミカ

私、魔法で全部名前が見えるの。だから、自己紹介は結構よ。

アンナ

す、すごい…

アーニー

師匠はすごいんだよ!アンナさん!

アンナ

なんで私の名前…

アーニー

これくらいの魔法は使えるんだ!だから、僕にも名前は伝えなくていいよ!

ガチャ!

アンナ

…?

アンナ

ロディ?

アンナ

あなた、ロディなの?

ロディ

お、お前!?どうしてこんなところに!?

アンナ

飼ってる猫が家から逃げ出したの!それで探してたらここに着いたの!なんか文句ある!?

ロディ

別に何も言ってないだろ…

サンドラ

あら?お知り合い?

ロディ

一応。ダチだしな。

アンナ

そう!このへんな男はロディっていうの!

ロディ

変じゃないだろ!別に!

アンナ

十分変よ!

アーニー

あははっ!仲いいんですね!

ミカ

ロディ…なかなかいい顔してるじゃないか…

アンナ

どこが…!?

ミカ

アンナ。君ロディのことが好きだね?

アンナ

は、はぁ!?別にこんな男好きじゃないわよ!然っ全興味ないし!

ミカ

好きってのが丸見えだよ?

エマ

ツンデレですね。

ロディ

うわっ!お前俺のこと好きなの?気持ち悪っ…

アンナ

すすす、好きじゃないわよ!こんな変人!

モブ爺

おやおや?なんだか騒がしいね…

みなさんこんにちは!

この度は、こんな長い作品を読んでくださり、本当にありがとうございました!

❤️500来たら続きだします!

見たい方は是非!

この作品は人狼ジャッチメントというアプリのキャラクターを使ったフィクションです。

人狼がお好きな方や知らない方も、

このアプリちょー面白いのでインストールして遊んで見てください!

出て来たキャラクターもいます!

本当に長々とすみません💧

では〜

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