同じ行動班のあの子は何か秘密があるらしい

学校の休み時間。私はいつも通り本を読んでいました。

ある程度読み終わり、本の世界観に浸っていると後ろの方から話し声がしました。

そう言った後、2人は私の方に近づいてきました。

私の学年はもうすぐ始まる修学旅行の話で持ちきりでした。

行きたい店、会ってみたい動物、当日に来ていく服装､そして､､

行動班 私の大嫌いな班行動

そう言って柚は机で寝ているクラスメイトを指しました。

そう言いながら彼女達は自分の席に帰って行きました。

その日の夜

私は不思議に思いLINEを開きました。

ひとりで考えているとドアから誰か入って来ました。

いつものように母が自分の時代の話をしていたら。 母がなにか思い出したように話始めました。

あおさんは何の問題を起こしたのか

気になりましたが、もし聞ける時があったら聞こうという程度でした。

翌日、先生が修学旅行について各自考える時間を設けました。

そう言って先生は教室の中をゆっくりと歩き始めました。

皆がちゃんと話し合っているか見るためだと思います。

昨日の連絡通りに先生にバレないように、修学旅行の計画をたてている風に話していました。

本人が言いたくないなら深追いしない方がいい

そう思いましたが、母の言葉を思い出しました。

「自分から話しかけないと」

普段教室で話さない人が話し合いをしている事に嬉しく思ったのか先生が話しかけて来ました。