夢の国から帰って来た湊とリオはいつもの様に朝練して食事して勉強を終えた。
湊
はぁ〜いつもの事終わらせた後って暇になるんだよなぁ〜
リオ
そんな湊に朗報だよ、依頼が入った
湊
急だね(汗)
リオ
いきなり端末に通知が来たんだ、内容言うからよく聞いて
湊
わかった
リオが依頼内容を読む。
内容は…
とあるお屋敷のヴァンパイアを討伐しそのヴァンパイアの宝物庫から魔導書と魔晶石を入手し帰還せよ。との事
湊
ヴァンパイアを討伐して宝物庫から魔導書と魔晶石を取って帰ってこーいって…随分ハード…
リオ
暇暇言ってる人に言われたくない…後そのヴァンパイア結構強いらしい俺達レベルの魔法騎士じゃない太刀打ち不可だそうだ。
湊
え、ちょっと待って!!前に受けた人居るの!?
リオ
先輩が受けたけど失敗に終わったって
湊
それ俺達無理案件じゃん、先輩が失敗したんだったらさ!!
リオ
多分だけど、俺達の力を評価してだしてきたみたいだ
湊
あー成程納得…じゃなくて!!もしヴァンパイアに噛まれたら吸血鬼になっちゃうとか…
リオ
なるならないは別だけど
まぁそれさえ気をつければ大丈夫
湊
念の為ニンニクとか十字架荷物に入れとこ…
湊
列車に乗るのは久々だね、いつもは魔法陣使って飛ぶのにさ
リオ
魔法陣じゃ特定出来ない場所らしい…
湊
成程ね…
あーあ姫やリリエルさんの援護があったらもっとこの依頼やりやすいのに…
リオ
ヴァンパイアは若い女性を好むって聞く姉さんや紅姫を同行させてどうするの
湊
それもそうか…
列車に揺られながら二人は旅を楽しむが二人は心の隅にこう思っている、もしも自分達と幼馴染と姉でこの依頼を受けたなら絶対ワンパンで終わるな…と言う想像をしながら列車の終着点まで依頼の作戦を練るのであった。