テラーノベル
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痛みに目を開けると、そこは見慣れた場所
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あたしは実験の為だけにここに連れてこられた
なんの研究だったか、
異世界があーだこーだ…
的な事を言っていた気がする
何度目かも分からない、気を失う前の事を思い出す
そんな事をしている内に、嫌な音が耳に響いた
『あー、あー、』
『00番が目覚めた。』
『研究を再開』
とだけ言って、プツリと放送は途絶えた
奥からゴツゴツと普通の靴では出ないような音が聞こえてくる
また地獄の時間が始まってしまうのか、
ここから逃げ出したい。
どこか、隠れる場所はないかと辺りを見渡すも
そこはただのコンクリートしかない
そもそも、足枷のせいで壁際に行けない
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足音が近付いてくる
また、地獄へ行ってきます
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小声で呟くと、扉が開いた
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魔法陣の中心に立たされる。
ココの部屋はよく分からないが、とりあえず痛い
何故痛いのかはよく分からない
何故痛いのか、考えていると
とあるボタンが押された
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全身がズキズキと痛む
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そのまま、また倒れた。
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また、痛みで目覚める
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今日はなんだか違う
足枷が着いていない
それに、いつものアナウンスが無い
私は急いで逃げだした
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一目散に向かった先は管理人の部屋
あいつの情報さえ見れればもう後はいい
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急いで机の中を漁ると、意外にもすぐに見つかった
あいつの苗字さえ知れればもういい
後は、オマケに1つだけ資料を持ち去った
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廊下を走って向かう先はもう直ぐ
走りながら資料に目を通す
もう大丈夫だ。逃げ出せる
あんなにも苦痛な場所だったのに
資料を見た途端、ここが天国のように思えた
私はまた、魔法陣の中心に立つ
資料に書いてある通りに行動を起こし、そして最後に
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そのまま、私は気を失った
しっかり、資料を腕に抱いて
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目が覚めると、そこは知らない場所
私はベンチに横たわっていた
目を薄らと開くと、誰かが駆け寄ってくるのが見える
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瞼を開くとそこには一人の女性が立っていた
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?
?
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?
?
嶺咲
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嶺咲
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名前 。
自分にはあるのだろうか
嶺咲
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ここに自分の名前は書かれているのだろうか
確認しようとすると、ミネサキが口を開いた
嶺咲
嶺咲
嶺咲
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嶺咲
嶺咲
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慎重に足を地面に着けると 、すこしよろけた
でも、ミネサキが支えてくれた
嶺咲
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嶺咲
そのまま 、私はミネサキの家に向かった
嶺咲
私は言われるが儘に座った
ふかふかしていて 、不思議だった
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ミネサキが戻ってくるまで、不思議な椅子を指で押したりしていた
嶺咲
嶺咲
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嶺咲
ミネサキは私が喋ると微笑ましそうに見詰める
歪な言葉のせいだろうか
そのままミネサキの入れて来たお茶を飲む
少し甘くて、なんだろう。
なんだろう。お茶には詳しくないからよく分からない
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嶺咲
ミネサキもお茶を飲みながら、幸せそうに目を細める
嶺咲
嶺咲
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嶺咲
お着替え 、と言う言葉に頭を悩ませているとミネサキは 悩むような仕草をして 、そのまま部屋から立ち去って行った
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戻って来るまで、資料に目を通すことにした
意外と情報が多く、色々と集まった
一つ、管理人の名前は『北城 来』 二つ、研究内容は異世界転生の仕方 三つ、私は研究の実験体。『00』
大切なことだけどまとめると、こうなった
ある程度知れただけでも結構な収穫だ
そんな事を考えているとミネサキが戻ってきた
嶺咲
そう言って、綺麗に畳まれた服を持ってきた
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服を着て戻ると、ミネサキは資料を見ていた
嶺咲
嶺咲
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嶺咲
嶺咲
嶺咲
着替えに結構時間がかかってしまったからだろうか
下の方にあった名前の資料も見ていたようだ
私は黙って頷く
0なんて、無に等しい
嶺咲
嶺咲
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少し驚いた。 だが、名前が着くという事が少し嬉しくて
すぐに頷いた
嶺咲
嶺咲
嶺咲
ミネサキは幸せそうに笑った。
コメント
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「未“来”」と「来」か…… ワンチャン血縁者説あるんじゃね? こりゃまた面白そうな奴が始まってしまった 続きを全裸待機