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完全オリジナルBL作品です。 ご都合主義展開 更新頻度不定期 すれ違い、別れ話などの表現が苦手な方はご注意を! (ハッピーエンド予定) BLはファンタジ〜♪ という軽いノリでお楽しみ下さい。

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それではレッツゴー☆

仁(ジン)

好きだよ

晶(アキラ)

…………

仁(ジン)

愛してる

晶(アキラ)

…………

ああ。

なんて安っぽい言葉だろう。

そんなこと微塵も思っていないくせに。

仁(ジン)

なあ、晶

仁(ジン)

お前は?

仁(ジン)

お前は俺をどう思ってる?

晶(アキラ)

僕も仁くんが好きだよ

なんて惨めなんだ。

なんて不毛なんだ。

仁(ジン)

うれしい

嘘つき。

仁(ジン)

ほら、こっち来いよ

嘘つき。

仁(ジン)

目、つぶって

嘘つき。

仁(ジン)

チュッ

唇に触れるだけの優しいキス。

それだけで僕の身体は熱を上げる。

なんて残酷な人なんだ。

晶(アキラ)

(僕はこんなにも、キミが好きなのに)

晶(アキラ)

(キミは僕を愛してくれないなんて)

なんて、ひどい男だ。

こんなにも僕を夢中にさせておいて。

キミの心はくれないなんて。

ひどい。

ひどいよ。

どうして僕を愛してくれないの?

自業自得。

それでもいいと了承したのは僕の方。

愛してくれなくていい。

偽りでもいい。

それでもいいから僕と付き合ってほしい。

彼にそう願ったのは過去の自分。

だからそう。

これはただの八つ当たり。

彼は何も悪くない。

むしろ僕のわがままに付き合わせているんだ。

感謝こそすれど、恨むなんて……。

分かってる。

そんなこと分かってるけど。

行き場のない、溢れんばかりの想いを僕はどうすればいい?

この苦しみは、どうしたら消えてくれる?

仁(ジン)

どうして、泣くんだ?

晶(アキラ)

え?

仁(ジン)

ほら、涙が……

彼が優しく、頬の涙を拭う。

彼に指摘されるまで、泣いていたなんて気づかなかった。

でも。

晶(アキラ)

仁くんのせいだよ

そう、キミのせい。

全部、全部キミのせい。

晶(アキラ)

キミが優しすぎるんだ。

キミもっと意地の悪い人間だったら、 キミを嫌いになれたのに。

そしたら僕は楽になれるのに。

仁(ジン)

それは、困ったなあ

仁(ジン)

好きな人には、優しくしたいんだけど……

もういいよ。

そんな演技、やめてよ。

苦しいよ。

もう十分だ。

仁(ジン)

俺はどうしたらいい?

仁(ジン)

できればお前の涙は見たくない

無理だ。

キミには何もできない。

キミが僕に優しさを向ける限り、僕は苦しみ続ける。

手に入るはずのない、彼の心をを求めて。

これからもずっと。

そんなこと耐えられるか?

いや、無理だ。

もう無理だ、限界だ。

ならばどうすれば良い?

そんなの簡単だ。

答えは一つしかない。

与えられた結末は一つだけ。

そうだ。もうこれしかないんだ。

晶(アキラ)

ねえ、仁くん

晶(アキラ)

解放してあげる

晶(アキラ)

もう終わりにしよう。

もっと早く決断すべきだった。

こんなにも苦しい想いをする前に。

でも本当に、彼の隣は心地が良かった。

たとえそれが全て、 偽りで塗り固められたものだったとしても。

晶(アキラ)

もう良いよ

ああ、涙が止まらない。

晶(アキラ)

ごめん

こんな不毛な関係でも、 俺は手放すことが惜しいと思っている。

晶(アキラ)

でも、もう

晶(アキラ)

全部、終わりにしよう

仁(ジン)

全部って……?

晶(アキラ)

全部だよ、全部

晶(アキラ)

俺たちの関係を

晶(アキラ)

こんな恋人ごっこなんて終わりにしよう

仁(ジン)

は?

仁(ジン)

急にどうし……

晶(アキラ)

今日まで付き合わせちゃって、ごめん

晶(アキラ)

本当にありがとう

晶(アキラ)

楽しかったよ

さよなら、初恋。

さよなら、愛しい人。

……to be continued.

君の心が欲しかった。

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