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Hold my hand now

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Hold my hand now

2 - Come back here again…

♥

55

2025年01月26日

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Lee know

あのッ…スンミナは、

Doctor

ごめんなさい……(頭下

は…?

なに…

ごめんなさいって……

助かんなかったの?

意味分かんない。

生きてるでしょ…?

冗談言わないでよ…ㅎ

Doctor

ベストは尽くしました…。

Doctor

ただ、傷口が深くて…。
刺し所も悪かったんです。

Lee know

え…

Lee know

刺し……どころ、、?

Doctor

スンミンさんは後ろから刃物で刺された痕跡がありました。

Doctor

運悪く、出血量が多くて…

Lee know

意味分かんないッッ、!

頭がパンクして 俺はパニック寸前だった。

医者の言葉を最後まで聞かず、 耳を塞ぎ込み、その場で崩れ落ちた。

Felix

ひょんッ…、落ち着いて、

俺を落ち着かせようとするヨンボガの 声も震えていて、涙を堪えているのが 顔を見なくてもわかる。

弟たちは震える俺を 何とか静めようとしているが、 体の震えは収まらなかった。

Bang chan

リクス、ハニ、リノを家に送ってきて。

Bang chan

あとの三人は俺と一緒に話を聞こう。

Felix

お邪魔しま〜す…

Han

ヒョン大丈夫?靴脱げる?

Lee know

やだッ…、スンミナ、どこッ…

Han

ッ…、

Han

ヨンボガ、
そっち脱がせて…

Felix

ん、分かった…

一旦ヒョンを寝かせようと、 寝室に向かい、横にさせた。

Felix

大丈夫だよ…。

Felix

僕達がいるから…、

Lee know

ぅ゛ッ…すんみなッ、

ヨンボガが手を握り、背中をさすっても 止まらない涙と震え。

Lee know

スンミナ…迎えにいかないとッ…

Felix

ヒョン?どこ行くの…?

ヨンボガの問いかけにも答えず、 遠くを見たまま、寝室を出て リビングへと向かうリノヒョン。

Lee know

スンミナ待っててね… 
ヒョンが今行くからッ…

Han

待って!だめ!!
ヨンボガ!止めて!!

ベランダの鍵を開け、 フェンスに登ろうとするヒョン。

すぐ近くにいたヨンボガが、 リノヒョンを後ろから取り押さえ、 抱きしめたまま胸をポンポンと叩く。

Felix

ヒョン…。
駄目だよ死んじゃ…

Felix

誰も望んでないよ…

Lee know

ぁ、…、

ふらっ…

Felix

おわッ…、

ヒョンは限界が来たのか 体の力がすっと抜け、気を失った。

Han

…ベッドに連れて行こう、

Felix

うん…

Bang chan

そっか…大変だったね…

Han

本当に…

Han

危なかったです、

Bang chan

これから暫くはリノを見張っとかないと

Bang chan

またいつやるか分かんないからね

Bang chan

3日ずつで交代して見よう。

Han

了解です

Bang chan

あ、話してなかったね…

Bang chan

スンミナを刺したのは通り魔らしい。

Bang chan

まだ捕まってないらしいから気をつけないとね。

Han

そうですね…

Lee know

スゥッ…スゥッ…、

Felix

スゥッ…スゥッ…

二人とも疲れて同じベッドで眠っていた。

僕も正直、受け入れきれていない。

まだ、スンミナは生きているように思ってしまうし、この世にいないなんて考えられなかった。

恋人だったリノヒョンの感情は これどころじゃないんだろうな。

あの出来事があって3週間後…

俺はやっと正気を取り戻した。

メンバーには迷惑をかけてしまった。

記憶はないが、 何度も飛び降りようとしたらしい。

今日は、ダンスの練習の日

チャニヒョンからは、 もう少し休んでもいいよと言われたけど、 少しでも気を紛らわせたかったし、 何より、これ以上メンバーに 迷惑をかけたくなかった。

だから、事務所にも無理を言って 今日は出勤することにした。

Hyunjin

ねぇねぇ、イエナ〜

I.N

なんですか〜?ヒョン

Hyunjin

犯人捕まったらしいよ…

I.N

うぇ、!ほんとですか!?

Changbin

おい、お前ら声大きいぞ…

Changbin

リノヒョンの気持ちも考えろ…

I.N

ぁ、そうだった…、

Hyunjin

ねぇ、
リノヒョン大丈夫かな…?

Hyunjin

ずっと、踊りっぱなしだし、休憩ゼロだよ…

I.N

チャニヒョンに報告してきます、

 

 

 

I.N

あれ…大丈夫ですかね…

Bang chan

止めたほうがいいかもね…

Bang chan

まだ本調子じゃ無いだろうし、体が壊れちゃう。

Lee know

はぁッ…はッ、はぁッ…

ただただ、無心で踊り続ける。

少しでも気を紛らわさないと、 自分が壊れてしまいそうで…

1曲通して覚えたダンスを何回も何十回も繰り返して踊る。

たとえ、足が縺れて転びそうになっても…

息が上がって、過呼吸みたくなっても…

また自分自身を見失わないように 踊り続けた。

 

 

Bang chan

リノ!!

Felix

駄目ですよ…多分聞こえてません…

Hyunjin

そろそろ体を使ってでも止めないとやばい気がする、

Changbin

分かった、俺が行く…

Bang chan

怪我しないようにね…

 

 

 

 

まだ

まだまだ

まだ足りない

踊らないと

自分が分からなくなる。

もっと…

ギュッ…

Lee know

ッ…、?

後ろから誰かに抱きしめられる感覚。

懐かしい。

背中が温かい。

チャニヒョンじゃない。

チャンビナでも、ジナでも、ハニでも、 ヨンボガでも、イエナでもない…。

アイツだ…

この細い腕…、

身長差

間違いない。

スンミナだ。

後ろからだけじゃなくて 前から抱きしめたい。

この三週間。

ずっと触れたかった。

この感覚。

今すぐ抱きしめたくて、後ろを振り返る。

そこには…

この作品はいかがでしたか?

55

コメント

5

ユーザー

泣いた……。スンミナぁ生きてて!

ユーザー

次で最終回になる気がします!!

ユーザー

早く続きみたいです……

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