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輪歌無
私…猗窩座くんと……上手く戦いたかったなぁ…
炭治郎
…。
輪歌無
ずっと、猗窩座くんと同じくらいに
強くなりたかった……
強くなりたかった……
ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ…
炭治郎
(悲しくて切ない匂い…)
兄
邪魔すんなよクズ
父
お前は本当に…!
母
貴方は産んでよかった息子だわ
そうだ
私は鬼になる前、家族に虐められてたり
兄と比べられてたりした
父
今日はもう出ていけ
輪歌無
…。
2日に1回ほど、出ていかなければいけない日があった
夜に行く神社が唯一の救いだった
借りた書物で鬼や呼吸のことを知った
木刀で何度も練習した
巫女
君随分強いね!
輪歌無
え…
家族意外に関わってくれる人が居なかったからそのときは
とても嬉しかった
巫女
最終選別、言ってもいいんじゃないかな!
輪歌無
はい…!
初めて認められたのがすごく嬉しかった
最終選別に行くはずだったその途中、
初めて会った…
輪歌無
苦しい…!
輪歌無
くる…しい
猗窩座
…!
後になって知ったんだ
私は猗窩座くんの血で鬼になったってことを
それから私は、憎かった家族を殺した
復讐できて本当に良かった
本当に……
輪歌無
また、ここに来た…
輪歌無
(しかも、人間の姿で…?)
輪歌無
あ、猗窩座くん…
ｽｯ
輪歌無
あぁ……
輪歌無
(今、居たはずなのに…)
輪歌無
(瞬きする間に、消えちゃった…?)
輪歌無
私は…
輪歌無
(私は一人で地獄に行かなきゃいけないから…)
輪歌無
(二人とも、幸せに居られればいいな)
輪歌無
私は遠くから、見守っているよ…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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