TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

君と初めて出会った日

一覧ページ

「君と初めて出会った日」のメインビジュアル

君と初めて出会った日

4 - 不安と恐怖。

♥

224

2025年01月13日

シェアするシェアする
報告する

青さん?が職員会議へ行って数分。 早くも不安と恐怖で胸が押しつぶされそうになった。

《こんこんこん

ビクっ((驚

《誰か居らんか?!

《近くに青先生いない?

《お前らは青先生職員室へ呼びに行ってくれ

慌ただしい声 ざわざわする廊下 何が起きているのか分からない。

《ばんばんばん

ドアを叩く音がどんどん強くなる。 それだけ焦るほどの何かが扉の向こうでは起きている。 早急にドアを開けないといけない状況なのに、体が言うことを聞かない。 動きたくても硬直しきって動けない。

《青先生居らへん!

《先生どーするの?

3人の声のうち一人は先生みたい。 俺の見えないところではなにが起きているのだろう。

こわいっ、((涙

すでに数分経過したがドアの前にはまだ人がいる気配が残っている。 俺は恐る恐るドアをひらいた。

《がちゃ。がらがらがら

《へ、開いたで?!

《中に誰かいるの?!

《そんなのどーでもいい早くベッドに、!

ごちゃごちゃ喋る3人の声が耳へ入ってくる。 3人とは別に病人?怪我人?が1人いるみたい。

桃先生

早くベッド用意して

りょ

橙くん急いで!

俺には目も向けず3人で黙々とベッドの用意をしている。 病人は先生に抱えられてる男の子かな 俺のクラスメイトだ。 そしてクラスメイトを抱える先生は桃先生。 女子からも男子からも人気な先生だ。

桃先生

ちょ、は、赤?!

保健室をくるっと見回したあと俺に気づいた先生は声をかけてくる。

っぁ、ぇ、ぁ

桃先生

なんでここに?!

驚きながら俺に質問してきた。 なんて、答えたらいいのかなんてわからない。 こわい。 早く帰ってきてよ、青先生、

しばらくは沈黙が続いた。 また廊下が少しだけ騒がしくなる。

《ばたばたばた

っはぁはぁ、((息切

次はなんだと思えば青先生だった。

で、容態は?!

桃先生

なんか急に倒れて

桃先生

今は肩で息してる感じ

なるほどね

黄くんのことだから貧血とかだろうけど

青先生は凄く真剣な顔をしている。 それが格好よくて見入ってしまう。

赤くんはどう?大丈夫だった?

っぁ、ぁ

あ、ごめんね、あとで2人でお話しよっかニコ

…コク((頷

俺が喋れないことを察してくれたのかあとで2人で話そと声をかけてくれる。

なんやかんやで結構な時間が経ち、先生も生徒も教室へ戻っていった。 やっと静かな時間が戻ってきた。

ごめんね赤くん

疲れてない?

んっ、だいじょーぶ、

こわかった、ポロ

怖かったね、((頭撫

事情はある程度桃くんから聞いたよ

ドア開けてくれてありがとねニコ

んっ、

今ベッドで寝てる子体調悪いんだって

赤くんが保健室の鍵開けてくれたお陰でその子すぐ横になれたから

あっという間に元気になると思うよニコ

ほんとっ、?

ほんとほんとニコ

あの子大丈夫なの、?

大丈夫だよニコ

少し体調悪くなっちゃっただけだからねニコ

そ、そーなんだっ、

うんニコ

おれもねるっ、

ちょっと疲れちゃったかな?ニコ

ベッド用意するから待っててね~

ん、コク((頷

久しぶりの学校でなにもしてないのに少し疲れた。 正直に先生に伝えると嫌な顔一つせずベッドの用意をしてくれている。

できたよ~

こっちおいでニコ

笑顔で手招きをしてくれる。

ん、((寝転

どう?硬くない?

かたくないっ…((瞼下

瞼が自然と落ちてくる。

なら良かったニコ

この声を最後に俺は眠ってしまった。

…、((起

次に目が覚めたときには辺りは夕焼けに染まっていた。

モゾモゾ((動

ん?((赤寄

目覚めちゃった?ニコ

ぅん、

男の子帰ったの、?

少し前に帰ったよニコ

そーなんだ

あの子知ってるの~?

おんなじクラスだった気がするだけっ、

そっかそっか赤くん桃くんのクラスだったねニコ

しっかり覚えてるの偉いね~((頭撫

ん、/((微嬉

クラスメイトなんて覚えてて当たり前なのにそんなことでも褒めながら頭を撫でてくれる。 どこまで優しいのだろうか。

この作品はいかがでしたか?

224

コメント

4

ユーザー
ユーザー
ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚