青さん?が職員会議へ行って数分。 早くも不安と恐怖で胸が押しつぶされそうになった。
《こんこんこん
赤
《誰か居らんか?!
《近くに青先生いない?
《お前らは青先生職員室へ呼びに行ってくれ
慌ただしい声 ざわざわする廊下 何が起きているのか分からない。
《ばんばんばん
ドアを叩く音がどんどん強くなる。 それだけ焦るほどの何かが扉の向こうでは起きている。 早急にドアを開けないといけない状況なのに、体が言うことを聞かない。 動きたくても硬直しきって動けない。
《青先生居らへん!
《先生どーするの?
3人の声のうち一人は先生みたい。 俺の見えないところではなにが起きているのだろう。
赤
すでに数分経過したがドアの前にはまだ人がいる気配が残っている。 俺は恐る恐るドアをひらいた。
《がちゃ。がらがらがら
《へ、開いたで?!
《中に誰かいるの?!
《そんなのどーでもいい早くベッドに、!
ごちゃごちゃ喋る3人の声が耳へ入ってくる。 3人とは別に病人?怪我人?が1人いるみたい。
桃先生
橙
紫
俺には目も向けず3人で黙々とベッドの用意をしている。 病人は先生に抱えられてる男の子かな 俺のクラスメイトだ。 そしてクラスメイトを抱える先生は桃先生。 女子からも男子からも人気な先生だ。
桃先生
保健室をくるっと見回したあと俺に気づいた先生は声をかけてくる。
赤
桃先生
驚きながら俺に質問してきた。 なんて、答えたらいいのかなんてわからない。 こわい。 早く帰ってきてよ、青先生、
しばらくは沈黙が続いた。 また廊下が少しだけ騒がしくなる。
《ばたばたばた
青
次はなんだと思えば青先生だった。
青
桃先生
桃先生
青
青
青先生は凄く真剣な顔をしている。 それが格好よくて見入ってしまう。
青
赤
青
赤
俺が喋れないことを察してくれたのかあとで2人で話そと声をかけてくれる。
なんやかんやで結構な時間が経ち、先生も生徒も教室へ戻っていった。 やっと静かな時間が戻ってきた。
青
青
赤
赤
青
青
青
赤
青
青
青
赤
青
赤
青
青
赤
青
赤
青
青
赤
久しぶりの学校でなにもしてないのに少し疲れた。 正直に先生に伝えると嫌な顔一つせずベッドの用意をしてくれている。
青
青
笑顔で手招きをしてくれる。
赤
青
赤
瞼が自然と落ちてくる。
青
この声を最後に俺は眠ってしまった。
赤
次に目が覚めたときには辺りは夕焼けに染まっていた。
赤
青
青
赤
赤
青
赤
青
赤
青
青
赤
クラスメイトなんて覚えてて当たり前なのにそんなことでも褒めながら頭を撫でてくれる。 どこまで優しいのだろうか。
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