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あれから1週間が経過した
私はのあさんに謝らなければいけないことを
すっかり忘れていた
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また、痩せてる
声が、掠れてきている
私の中の小さかった不安がだんだん大きくなってくる
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のあさんの有無を言わせない笑みに気圧され
それ以上何も言えなかった
数日後
まほ
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本当に大丈夫だろうか
日に日に痩せていっている
段々と声がかすれていっている
ご飯を食べる時にむせることが多くなった
髪も抜けていっている
まほ
本人はああ言ってたけど
まほ
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まほが私の耳元で叫ぶ
考え事に集中していて叫ばれるまで気が付かなかった
まほ
まほ
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担任
担任
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思わずため息が漏れる
のあさんは精神的にも元気ではなさそうなのだ
なにか喜びそうなものはないだろうか
担任
担任
担任
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担任
まほ
まほ
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担任
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まほ
まほ
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担任に当てられた箇所を読む
集中しなければならないと分かっていても
やはりのあさんのことが頭から離れなかった
5時限目
数学教師
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気が進まないなぁ
のあさんが心配で心配で仕方ない
早く、病院に行きたい
のあさんの笑顔をみたい
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ガラガラガラッ
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担任が焦ったように教室に入ってくる
担任の担当教科は歴史総合
今は数学Aの時間だ
担任が教室にいるはずの無い時間
足早に数学教師の元に近づき何やら耳打ちをする
数学教師が一瞬驚いた顔をし私に視線を向けた
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担任
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なにかやらかしたのではと焦る
でも、担任の口から出た言葉は私の予想を大きく超えた
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担任
まさか
担任
担任
やっぱり
鼓動が、速くなってくる
落ち着いて、大丈夫、大丈夫よ
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担任
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1番聞きたくない言葉だった
嫌だ、いやだ
担任
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そう、自分の口から出た声は思ったよりも低かった
ガラガラガラッ
教室に入り足早に自分の席に向かう
そして、できるだけ早く荷物をまとめる
はやく、はやく、はやく
まほ
まほ
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意識的に口角を上げる
泣いてはいけない
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まほ
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まほ
車に揺られながら窓の外を見る
あとすこし、あと、、、
お願い、無事で、、、
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病室には既に私以外の全員がいる
病室に入るなり叫んだ私の声は
思った以上に大きかった
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そう小さく、小さくのあさんが言った
抗がん剤の副作用で髪は抜け切り、
やせ細っている
そんなのあさんを見るのは辛かった
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のあさんの傍に行く
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涙が溢れ出そうだ
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なにも、言えなかった
何も言えずに固まっていると
のあさんの細い細い腕が私の頬に近づく
そして驚くほど優しく私の左頬を撫でる
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涙が止まらない
後ろではみんなが悔しそうな顔をして立っている
じゃっぴやるなはただ静かに泣いている
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