奏太
ねぇお母さんなんで僕はなけないの?
お母さん
うーんなんでだろ奏太が特別だからじゃないかな?
お母さん
特別に強いから心がちょっとやそっとじゃ動かなくて泣けないんじゃない?
奏太
ふーん
あれから僕は大人になった
奏太
今なら言葉の意味がわかる早い話心がないやつと僕は一緒なんだな
奏太
さあ今日もフルートの練習に励もうか
生徒
はい先生!
奏太
じゃあコンサートの日が近いからしっかり練習をして行こう!
僕の生徒は障害を持っている フルート奏者なのに手がないんだ だから義手をつけて演奏している
奏太
心がない僕でもこれだけは言えるあきらめなければ夢は叶う
生徒
先生一生懸命吹くのでちゃんと聞いててくださいね!
そしてコンサート当日 彼女は誰よりも素晴らしい演奏を終え 僕の頬には熱い水が走った
奏太
お母さんたった今ここが動いたみたいだ
奏太
素晴らしいものだね泣くというのは