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#何でも許せる人向け
ゆっきーな
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灰猫
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類が差し出した「笑顔にする」という名の呪い
それを、咲希とまふゆが「共犯者」として受け入れた瞬間、激しく揺れていたセカイの振動がピタリと止まった
同時に、4人のスマートフォンが激しく震え、画面に表示されていた『Untitled』の文字が、生き物のようにのたうち、新たな形を結んでいく
パンケーキ
げんない
ミク
ミクが、廃墟の風に髪をなびかせながら、祝福というにはあまりに静かな、けれど慈しみに満ちた声をかけた
パンケーキ
げんない
咲希
咲希
ミク
ミクの提案は、驚くほど柔らかく響いた
まふゆ
まふゆが戸惑うように呟く。これまで、ナイトコードは顔も知らないまま、音を重ねるだけの関係だった。けれど、今この場所で、剥き出しの心で向き合っている
咲希
咲希が、涙を拭って立ち上がる。その瞳には、かつての天真爛漫な輝きではなく、闇を知った者だけが持つ、鋭くも温かい光が宿っていた
咲希
まふゆの、冷たくも切実な問いかけ。 咲希の、震えながらも明日を求める叫び。 彰人の、泥臭く生を繋ぎ止めようとする執念。 類の、すべてを包み込み、歪めるような演出
4人の声が重なった瞬間、セカイの廃墟に、一筋の黒い光が走った
それは「正しいミライ」ではないかもしれない。けれど、彼らにとっては、どんな太陽よりも必要不可欠な「夜の光」だった
歌い終えた4人の前で、ミクは静かに微笑んだ
ミク
現実世界。それぞれの自室で目を覚ました4人は、手元のスマホに保存された、新しい『曲』を見つめていた
彰人
彰人はそのタイトルを、冬弥には決して見せない、複雑な表情で呟いた
まふゆ
まふゆは、鏡に映る自分の「空っぽな顔」を見つめ、初めて、その奥にある痛みを、愛おしいと感じていた
まふゆ
まふゆ
まふゆ
アマサキが手をとってくれた
パンケーキが怒ってくれた
げんないが呪いを分けてくれた
まふゆにとっては、いまはそれだけで十分だった