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星野
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注意 ※VVT様のnmmn二次創作です ※ご本人様方とは一切関係ございません ※公の場での公開、共有等はおやめください 以上をご確認の上、大丈夫な方のみご覧ください
br×sm 暑い、温い
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夏とはいえ、ある時間を過ぎれば空はすっかり暗くなる。
お互いに日直、委員会の仕事をこなしていたら電車を逃してしまった。
一つ後の電車に乗ったものの、既に日は落ちていた。
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口を尖らせて彼は背中を丸めてしまった。
1週間が終わり、やることもないので泊まりでゲームでもしようということになった。
付き合っているのにやるのがゲーム、というのは違和感もあるがそれが俺ららしいと落ち着いた。
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彼の目は普段から想像もできないくらいパッチリと開く。
冗談で言い放った言葉を信じ込まれて、手を引っ張られる。
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そうやって止める声も聞かずに、俺たちは夜の路上を走り出した。
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蒸し暑い夜を駆け抜けると、汗が幾らか零れ落ちる。
滴る汗は、じわりじわりと制服に滲んでいく。
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顔に汗を浮かべて、揺らぐ目を綺麗に細めた。
水も滴るいい男とはよく言うものだが、まさか本当に実在するとは思ってもいなかった。
2人して息を荒げながら、しばらく肩で呼吸を繋いだ。
汗をかきすぎたのか、服の一部が透けている。
運動終わりだからか彼の頬は赤く熱っていて、それが余計に色っぽく見えた。
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ニヤニヤする彼をよそに、制服のボタンを一つ、二つ外す。
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下着なんて持っていきているわけがない。
家を出てから彼と話して決めて、そこから直でここに来たのだから当然だ。
着替えは最悪彼から借りれば良いし、土日の間に泊まるため帰る時には制服も洗濯できているはずだが…
今更あれこれ悩む俺に、彼は普通に言ってのけた。
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少し頭が混乱した。
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それに、と彼はこう付け足した。
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その付け足しだけで、今日何をされるのか安易に予想できた。
そしてそれと同時に、浴室へと向かう足が止まってしまう。
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彼は笑顔で脱衣所へ俺を押し込んだ後、勢いよくドアを閉めてしまった。
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なす術もなくて、仕方なくシャワーを借りることにした。
暑いとはいえ、汗をかいた時のシャワーというものはとても気分がいい。
汗と湯が混ざって、その内湯が液体のほとんどを占めるようになってきた。
お湯がザーッと流れて行く度に室内に音が響く。
この間は色々と大変だったな、と恥ずかしい記憶を思い返す。
普通の鏡なのに、視界に入るだけで顔が熱くなる。
これもシャワーのせいだと思い込ませるために頭から湯をかけた。 だがもどかしい気持ちが消えることはなかった。
なんなら、先程の発言と思考のせいで準備したほうがいいのかを考えてしまう始末。
だが、そんな考えはすぐに捨てようと思い込むことにした。
流れを止めた時には体はすっきりとしていたが、頭は何故か晴れなかった。
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彼の貸してくれたセットに身を包んで彼の名を呼ぶ。
彼が持っている中でも1番小さいサイズを貸してもらったはずなのだが、それでもやはり大きすぎる。
ズボンは履いていてもずり落ちるので、仕方なく、本当に仕方なく履くのを諦めた。
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含みのある顔で微笑んで、機嫌良く部屋から出ていった。少し気味が悪かった。
部屋に1人取り残されて、何をするでもなくスマホをいじり始めた。
じっとしているだけでは体が落ち着かない。
彼のベッドを勝手に借りて天井を眺めた。
壁の皺を数えたって何にもならないし、むしろ時間が浪費されるだけだ。
だが、俺はこうでもしないと頭を整理できない。
急に夜の行為を誘われたら、それはもう頭が爆発するのは当たり前だろう。
…いや、俺がただ慣れていないだけなのか?
俺が勝手に恥ずかしくなっているだけなのだろうか。
だとすると少し負けたような気分になる。
しかしあいつに勝てる気はしないし、正直勝つ気もない。 そんなものはとっくの昔に諦めた。
自身の負けず嫌いは何処へ消えたのだろうと思ったが、そんなことを考えてもキリがない。
ため息を一つこぼして体を起こした。
そしてその数秒後、ドアが静かに開いた。
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そんなに時間が経っていたのか、という驚きと同時に自身の思考量を少しだけ恨む。
彼を目の前にすると、やはりどう言葉を発すれば良いかわからない。
エアコンで喉がやられたわけではない。ただ勇気か何かが足りていないだけ。
ただ、彼を視界の中心に捉えることしかできなかった。
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体を起こした状態のまま、体が少しずつ震えていく。
じわりと、手から汗が滲んでいく。
そのまま覆い被さられて、軽く抱擁を交わす。
風呂上がりのお互いの肌が磁石のようにほんの少しだけくっついた。
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つむじに顔を埋められて、数回深い呼吸をする音がした。
鼻先が触れて、何やらもどかしい気分になった。
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夏なのにこんなに近かったらたまったもんじゃない。
だが彼は口を少し尖らせた後、悪戯に笑みを浮かべた。
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腕の中から解放されたかと思えば、ふわりと柔らかい感触に全身を包み込まれる。
先程まで寝転んでいたからか、布は温く暖かかった。
汗が額に一粒滲む。
そんなことも気にせず、彼は俺の額にキスを落とした。
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ひどく小さな声で、彼の名を呼ぶ。
雨にでも濡れたような、それほどまでに沈んだ声。
そんなことも気にせず、彼は俺の耳に手を添えて、ゆっくりと撫で回した。
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体を小さく跳ねさせると、彼は嬉しそうに笑みを浮かべた。
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彼の少し湿った肌を、そっと指で撫で返した。
お互いの顔に、興奮と暑さで汗がまた一つ滲んだ。
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