この日は施設の10周年記念ということで、特別に遊園地に来ていた。
施設長先生
みなさーん、今日は楽しんでね!!
みんな
はーーい!!
夢
春千夜くんっ!あれ乗ろう!!
春千夜
おう!
夢
じぇっとこぉすたぁー?なにそれ。
春千夜
俺もよく分かんないけど...
すごい怖いんだってさー、
夢
乗ってみようよ!!
夢
楽しそう!
春千夜
え。
夢
ん?
春千夜
乗るのか...?いや、あれだぞ?俺が怖いとかじゃないんだ、、
ただ、夢には怖いと思うぞ?!本当に乗るのか?
夢
うん!春千夜君となら大丈夫な気がするから。
春千夜
ドキッ➳♡///
夢
行こ!春千夜君!
春千夜
...おう。
春千夜
(気乗りはしないけど、夢が言うなら)
夢
キャァァァァッ!
春千夜
...(lll_ _ )
春千夜
オエッ、吐きそー。
夢
大丈夫??
春千夜
あぁ。おまえ、こういうのいけるんだな……。意外だワ。
夢
んー、いける...っていうか、楽しかった!!さっきも言ったけど、春千夜君と一緒だからだよ?
春千夜
...お前、そーゆーこと、他の奴には言うなよ、?
夢
...?うん!分かった。
春千夜
じゃあ、次はアレ。行こーぜ?
夢
え。あそこにあるやつ?
春千夜
おう。
夢
うそうそ!ヤダ無理!
アレに入るの?!
春千夜
行こーぜぇ( -∀-)
夢
(-﹏-。)うぅ
春千夜
行くぞぉッ!
夢
えっ、ちょっと待ってぇ!!
“アレ”に向かって、春千夜は
夢の手を引っ張って行った
夢
うぅぅぅ、ホントに入るの?
夢
“お化け屋敷”
春千夜
あぁ!楽しそうだろぉ?!
夢
全く。
春千夜
即答かよ
夢
何が楽しいのよぉ!
こんなの怖いだけじゃん?
春千夜
ダッタラジェットコースターダッテソウジャン
夢
...と、に、か、く!
夢
夢は行きませんっ!
春千夜
えぇっ、なんでだよォ
春千夜
....あ( ー̀∀ー́ )
夢
???
春千夜
ずっと手握っててやるよ。
夢
、、え?!!
春千夜
怖いならずっとお前の手、握っててやるよって、言ってんだよ。
夢
じゃ、じゃあ、帰るまで、ずっと握ってて?
春千夜
え、//
夢
ご、ごめんワガママだよね、
春千夜
...いいよ。
ずっと夢の手握ってる。
約束だ。
夢
ホントにっ?!約束?
春千夜
あぁ。絶対だ。お前こそ、俺の手離すんじゃねーぞ。
夢
もちろんだよ!春千夜君!
大好き!!!
春千夜
...ッだから、反則だって//
(ボソッ)
夢
じゃ、行こ!
春千夜
おう。
夢
...春千夜、く、ん。
やっぱり怖いよォ。お化け嫌だァ
春千夜
こんなのが怖いのか?
夢
怖いってばぁ(T^T)
春千夜
手。
夢
???
春千夜
手、握ってるから大丈夫だ。俺が傍にいるから安心しろ。
夢
...ッッ///うん、
夢
(なんでだろう?すごく胸が苦しくなった…。何かの病気かな、?)
春千夜
出口だぞ。夢。
夢
うん、
それから2時間程、夢と春千夜は
共に遊園地を楽しんだ。
園内放送
まもなく、、閉園の、お時間です。
皆さま、ご利用、ありがとうございました。また、お越しくださいませ。
(ピンポンパンポン)
春千夜
もう、そんな時間か……。
夢
帰りたくないよねぇ、、
春千夜
だな。とりあえず、施設長先生のとこ行くぞー。
夢
はーい
この後、あんなことが起こるなんて、その時の私には想像がつくはずも
なかったのだ。