司
オレは、考えていた。 どうしたら絵名に好かれるのかを。
類
司
神代類。オレの昔からの幼馴染で、ショーが好きな心の通じる心友でもある。 的確なアドバイスをくれたりするので、本当にありがたい存在だ。
司
類
司
類
司
類
司
類
司
類
類
司
司
類
類
司
昼休み
司
絵名
司
絵名
絵名は席を立ち上がりこちらに来ると、小声でそう話した。
司
絵名
絵名はオレの右手に持たれた弁当箱をチラチラと見て少し苦い顔をした。
絵名
司
屋上
絵名はお弁当がないとのことだったので、取り敢えず購買で一緒にパンを買った。
腕を組み、訝しげにこちらを見る絵名。少し心が痛い……。
絵名
司
絵名
司
はっきりとそう言われたので反省する。配慮が足りなかったみたいだ。
二人で屋上に座る。オレはお弁当箱を開け、唐揚げを口に放り込む。 それにしても、絵名は購買でメロンパンのみを買っていた。
オレはそれだけじゃご飯は足りないので、やはり食が細すぎるのではないかと心配してしまう。
妹のことがあるから、余計に─。
司
絵名
司
絵名
絵名は感心したようにオレの弁当箱を覗き込む。彩りも栄養バランスを考えて作っているから、そう言われるのはとても喜ばしい。
絵名
絵名
司
司
絵名
司
絵名
司
絵名
オレは卵焼きを一つ箸で掴んで絵名の口元へと持っていく。
司
絵名
絵名は驚きつつも口を開けて卵焼きを食べてくれた。
絵名
司
絵名
司
絵名
司
司
絵名
絵名は納得してくれたようで、それ以上は何も言わなかった。
司
そしてオレは密かに、小さな幸せが出来たことを喜んでいた。
続き♡1000↑ (長すぎるのかな……?)
コメント
4件
読みやすくて好き。