司
絵名
あれからというものの、天馬くんは毎日弁当を作るようになっていた。
絵名
今日は、一味違った。 人参があるのだ。
アスパラガスと人参を豚肉で巻いたもの。不味いわけではないと思う。しかし、苦手な食べ物である人参が入っているなんて……。
絵名
司
絵名
優しく微笑みこちらを伺っている。 さて、どうしたものか。正直に苦手だ、というのが一番いいのだろうが……。
絵名
司
絵名
司
絵名
司
絵名
絵名
絵名
絵名
絵名
司
不安そうにこちらを覗き込むその視線から逃げたくなる。
司
絵名
絵名
絵名
絵名
司
絵名
司
と、言いかけたところで止まった。
絵名
司
絵名
司
絵名
絵名
口を開けて待つ天馬くん。 少し恥ずかしいが、相手は気にしてないしそういうものなんだろうか。
いや、よくよく考えたら子供の頃彰人にこうやって食べさせてたし。今は絶対やらないけど。
私は箸で人参のはいったおかずを取って、口元に運ぶ。
それを天馬くんは満足そうに食べて、もう一度口を開いた。
司
絵名
私はもう一個、口に運んだ。
どことなく幸せそうな顔をする彼に、言えることはなく。
絵名
そんなふうに、頭の片隅で思った。
絵名
司
絵名
だから、距離感がおかしいのだ。
絵名
司
怪し気に笑うその表情の意図はうまく読み取れなかった。
それから、お弁当に人参がよく入るようになり、そのたびに天馬くんの口に運ぶようになったのだった……。
続き♡2000↑ (ゆっくり書きたいです。続きがあまり思い浮かんでないです。)
コメント
1件