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眠たいです

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今回は昨日言っていた中太の物語ー

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一応リクエスト(?)はこんな感じ

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自分好みに拘ったら炉利が多くなっちゃったので、多めの文章を読むのが嫌いな人はもしかしたら面白くないかも

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まぁ早速行ってみよーう

⚠️注意⚠️ 中太 ちょいえろ 22歳軸 オーバードース (良い子じゃなくてもしないように)

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ではごー

未だ明かりが残っている薄暗い街を1人私は上機嫌で歩く

太宰

(今日は早く仕事終わったなぁ…♪)

片手に持っている大きめのビニール袋を嬉しさで揺らす

何気無く空を見上げると、電線に居る鴉達とぱちっと目が合い、でも次の瞬間には何処か嬉しそうに羽ばたいて行った

今日はやけに鴉の群れが空にアクセントを付けている

太宰

(何かの前兆かな)

なんて、何時もは思わないような事も思ってみたり

私は早く帰りたい気持ちを抑えつつも足軽に家へと向かった

部屋へ入りさっと鍵を閉めると、電気も付けず、真っ先に持っていたビニール袋の中身を机に散らばせる

瓶と共に中に入っている錠剤の音が響き安心を誘った

倒れたものもきちんと直し、机いっぱいに並べ少しの間眺めては頬を緩ます

そう、買ってきたものは全て薬であった

近くの薬局で手に入るものが全てだが、森さんからくすねてきた危ない薬も混じっている

最近は入水するより、こうして薬の浮遊感を楽しんでいた

太宰

…却説

太宰

今日は何と何にしようかなぁ…

羽織っていた砂色の外套を脱ぎ部屋着に着替え、再び薬と睨め合いっこする

浮遊感を感じる為にはそれなりに多くの薬を摂取しなければならない

太宰

よし、これにしよう

やっと決心が付き、私は1つの薬とまた別の薬を5.6粒ずつ出す

水を片手に少しずつ飲み込んで行く

太宰

…ゴク、…ッ

太宰

は、ぁ…後は之で待つだけ……

薬が効き始めるのはそう飲んで直ぐでは無いのでソファに座ってゆったりとする

そう云えば最近中也と会えてないな、と色々考えを巡らせているとふと思った

都合が合わないのは仕方無いけど……

太宰

(…やっぱり少し、)

───その時

太宰

(…来た)

突然ぐわんと視界が歪んだ

薬が効いてきたのだろう

次には真っ暗になり真っ白に変わる

色々な風景が飛び込んでは消え、まるで鴉にでもなったかのように空を飛んでいる感覚に陥る

この時が幸せで楽しく、天国だった

だがそれもあっという間に地獄へと変わる

飛んでいた筈が突然真っ逆さまに堕ち、地面へ叩きつけられる

其の衝撃で狂っていた頭が覚め現実へと引き戻される

「楽しかった」と思う暇もなく

吐気、頭痛、目眩…

過剰摂取したが為の副作用が全て固まりとなって襲いかかる

太宰

…ゔ、っ

急いで立ち上がり洗面台へ向かっては無様に吐く

何時もこうなのだ

だがこうして薬を飲む度に副作用の辛さを体験しても尚、止められないのだ

あの感覚を1回でも味わってしまえば其の後のこと等どうでも良いと思えてしまう

太宰

(……重症だ…)

幾分か吐気も収まり、自分の顔を水で洗い冷やす

鏡に映る自分をはとても疲れている様に見えた

──ガチャ

太宰

……?

すると突然玄関の開く音がした

太宰

(誰か来たのか…)

ふらふらした足取りで行くと

中也

よォ、太宰

中也

久し振りだな

帽子を被りオレンジ色の髪をした小柄な人が立っていた

太宰

中也……

いつの間に合鍵を作ったのか…

私は中也の存在より一瞬そっちに気が行ったが直ぐに忘れた

中也

会いきたってのに、随分と死んだ顔してるじゃねェか

中也

ハニー?

太宰

…全く、酷いこと云わないでよ

太宰

…ダーリン

お互いに少し頬を緩ませては中也を部屋に入れる

中也

………何だ、手前

中也

薬やってんのか

部屋に入るなり中也は机に散らばっている薬に目を向けた

太宰

まぁ、そうだね

中也

…だからそんな死んでんのか

太宰

一寸先刻から酷くない?

太宰

云っとくけど私は薬始めてから凄く生き生きしてるからね

中也

…そうかよ

太宰

あ、中也も試してみる?

中也

遠慮しとくぜ

太宰

ちぇ

他愛の無い会話を繰り広げた後、中也はソファに座って薬を片付ける太宰を眺める

中也

なァ、太宰

太宰

ん?

突然此方に来る様手招きされる

太宰

なに…

中也の隣に座ろうと近づくと、ぐいっと力強く腕を引っ張られた

太宰

…、!

バランスが崩れた処で腰を引き寄せられ、もう片方の手は頭の後ろに回される

そして噛み付く狼のように口付けをした

太宰

…、っ…

驚きながらも抵抗するが微動だにしない

更には唇を無理矢理こじ開け舌を絡ませてくる

太宰

ん … ッ、ふ…ぁ

快楽に蕩けそうになって離れようとするが、頭に手を回されている所為で離れられない

太宰

ぁ…んん…、ぅ……っ

太宰

…ちゅ…ゃ……ッ、…

中也

……、…

必死に名前を呼ぶが止めてくれない

太宰

ん、ん…ッぁ。…

太宰

ふ、…ッ…ぁ…、(ビクッ)

段々と躰が求めてきた処でぱっと中也が離れた

物足りなさそうに銀色の糸が繋がれる

太宰

…は、……ッ…

中也

……ふは、っ…

中也

何て顔してんだよ

今の私は1ミリも毒の入っていない林檎のように真っ赤で、腑抜けた顔をしているのだろう

太宰

…うるさい……

恥ずかしくて焦れったくて目線を逸らす

中也

手前は本当に甘えるのが下手だなァ…

親が小さな我が子を撫でるように中也は私の頭を愛おしく撫でた

中也

寂しいなら寂しいって云えよなぁ?

中也

今は離れてるんだから分かんねぇだろうが

太宰

………

太宰

………寂しかった…

中也の云う通りにぼそっと呟いてみる

中也

……

自分から云えと云った癖に目をパチクリさせ、

中也

…ははっ、…悪かったな

と、くしゃっと笑ってもう一度頭を撫でる

中也

オーバードーズする位なら

中也

俺が死ぬ程キスしてやるよ

太宰の表情を確認するようににやりと悪戯げに笑う

太宰

……ばかちゅーや

中也

手前はキス弱いもんなァ?

太宰

…うるさい

♢

♢

END

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コメント

15

ユーザー

やっぱ太宰さんの家の壁になるのはいいなぁ…グフフフフ()

ユーザー

あ~尊い 尊死する✨ グハ((死

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