/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
刻夜
すたーってぃん！
あ！死ネタ注意！
刻夜
宙……
何時までうずくまって泣いていたのだろうか
刻夜
ｸﾞｯﾀｯﾀｯﾀｯ
俺の足は自然と国道117号線横断歩道に向かっていた
暫く走り、その目にうつった光景は
刻夜
ｯ……！
原型を留めないほどの死体
ボコボコの車
血まみれの横断歩道
刻夜
な…か…む…？
刻夜
え…うそ…
俺は絶句した
認めたくない、認めてはいけない真実をこの目で見てしまった。
刻夜
あ…
原型を留めない血塗れの＂彼"の片手がｸﾞｯと固く握られていることに気づいた
刻夜
くっそ…かてぇ…
遺体は死後硬直が始まりかけている
刻夜
あいた…！
その手の中に握られていたのは
刻夜
あ……
2年前にあげた水色のクラゲのキーホルダー
こんなん
刻夜
大切に…握ってたんだ…
刻夜
ごめんね、なかむ、勝手に貰うね…？
宙 (幽霊)
(いーよ)
刻夜
泣きたい…泣きたいよ…
なかむ…
刻夜
苦しかったよね…痛かったよね…
刻夜
ごめんね…
刻夜
守れなくて…
nakamu視点
宙 (幽霊)
うーわぉ…
自分は何故か浮いている
理由は死んだから。
宙 (幽霊)
幽霊かー
いや、自分の死体見てるけどさグロいな
宙 (幽霊)
うーわ…
宙 (幽霊)
自分の死体に引いちゃうわ
刻夜
ﾂ…!
宙 (幽霊)
きんとき！？
刻夜
な…か…む？
刻夜
え…うそ？
宙 (幽霊)
認めれないよな…
刻夜
あ…
宙 (幽霊)
ん？
刻夜
くっそ…かてぇ…
きんときはおもむろに俺の固まった手をこじ開けた
宙 (幽霊)
ははっお見通しかぁ
刻夜
あ…
刻夜
ごめんね…なかむ…勝手に貰うね？
宙 (幽霊)
いーよ
宙 (幽霊)
きんときにならあげる
宙 (幽霊)
んー動けない
宙 (幽霊)
地縛霊化？
刻夜
また…明日も来るよ
刻夜
その時は…プリンも持ってくるさ
宙 (幽霊)
おぉ！
刻夜
そっちの世界で食ってろよ！
宙 (幽霊)
残念ながらまだこっち☆
刻夜
じゃあ、俺一回家かえる…
刻夜
なかむのことを家で受け取った情報を反芻したい…
刻夜
よし
刻夜
家に帰ろう
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
