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今日は、俺の彼氏の誕生日だ 彼の誕生日のカウントダウン放送を見終わって 俺のことではないが、 ハッシュタグをつけてTwitterで 彼のことを検索する
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やっぱり、彼ほ人気ものだなと思いつつ 自身の心のなかで、 依然として腑に落ちない、 もやもやする感情は無視しておこう
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配信者をしているひとだけが、知っている 配信が、終わったあとは結構寂しい
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深夜帯だけど、きっと君なら許してくれる 適当に準備を済ませた
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家を出ようと、鞄に手をかけたその時 ふと考えが浮かんだ
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もともと用意していた 誕生日プレゼントは、事前に頼んで 数日後にジェルくんの家に届くようにしている
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さすがに、お店が空いてないからものは 無理だし メッセージカードとかか、
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こうなったら、デレるや 嫉妬したなんて、伝えるのは俺のプライドが許さないだろう それとも1年に1回の誕生日、 やっぱりデレたい
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引き出しの中から 取り出した、オレンジ色のリボンを 適当な長さに切った
ぴんぽーん
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深夜になった、インターホン ドアップを開けてみけも誰もいない
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いきなり横から出てきた、 愛おしい俺の彼女
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純粋な顔でくすくすと笑う莉犬 月明かりに照らされて色っぽく見えた
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そんなことを呟いてるジェルくんを よそに、かばんの中から家を出るときに 用意しておいた、 リボンを自分の首にくくりつけた
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最後の微調整を終えて、改めてジェルくんの方を向く
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よく漫画のなどてある、ありきたりな演出 それでもこのセリフを言うのは結構恥ずかしい どうせなら、せっかくの誕生日だ デレたかった、それでもデレることなんて できないから ドッキリということにした
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やっぱり、痛いだろうか
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無言の空気に耐えられなくなって、 言ってしまった
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いつもと変わらない明るい調子で話し出すジェルくん
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再び口を閉じる、ジェルくん
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なんだこの質問
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そんなこと言われたら、照れてしまうじゃないか
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嫌なとこで鋭い
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よく漫画で見る展開、つまりそのまま 襲われるなんて展開も、考えた
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そんなことを言いながら、ジェルくんは 首元のリボンをさすってくる なんだか、くすぐったくってゾワゾワする
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わかったやってるとしか思えないその顔
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半ギレ気味で言葉を発する
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きっとこいつに叶う時は 来ないのだろうと思いながら、 いいよと答えた途端、 子犬のように喜ぶ、 ジェルくんを可愛いとも思った
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さっきの子犬のような、 顔とは打って変わって、 今度は獲物を狙うようなケモノの目になった やっぱり俺の彼氏は世界で一番かっこいい
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いや、 世界で一番可愛くてかっこいい
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このときの俺は、 このあと腰がバキバキになるまで 甘い夜を過ごすとは知らなかった
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