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神田 あかり
私は神田 あかり。 都内の自称進学校に通う高校3年生。
成績は上の中で、 運動も人並みには出来るし、 容姿もそこそこな方。 遅刻さえしなければ、 割と完璧なんじゃないか、 と自分でも思ってる。 あ、ナルシストではない。
神田 あかり
あかりの母 美波
私の母は かなり寛容な人で、 私がどれだけ遅刻しても何も言わないでほっといてくれる。 いわゆる放任主義ってやつ。
神田 あかり
そんなこんなで、ゆっくり支度を済ませると、私はのろのろと駅へ向かい、 いつもの電車に乗る。
太原 輝
神田 あかり
神田 あかり
太原 輝
神田 あかり
こいつは同じクラスの太原 輝。 皆からはぴかるんとかピ●チュウとか呼ばれてる、いわゆるお調子者。
神田 あかり
神田 あかり
太原 輝
太原 輝
神田 あかり
太原 輝
神田 あかり
太原 輝
太原 輝
神田 あかり
そんな他愛のない話をしていると、 気づけば電車は高校の最寄り駅に着いていて、私達は駅を出て学校へと歩いていった。
神田 あかり
神田 あかり
太原 輝
太原 輝
神田 あかり
神田 あかり
太原 輝
神田 あかり
神田 あかり
神田 あかり
太原 輝
神田 あかり
神田 あかり
太原 輝
太原 輝
風紀担当教師 風間
神田 あかり
太原 輝
風紀担当教師 風間
神田 あかり
神田 あかり
太原 輝
太原 輝
風紀担当教師 風間
その後、私達2人は 風間に頭を掴まれた状態で 教室に連れていかれた。
そして、 当然のごとく めちゃくちゃ笑われた。
朝こそ最悪だったものの、 その後私は無難に授業をこなし、 お昼休みとなった。
照間 沙耶香
照間 沙耶香
神田 あかり
神田 あかり
照間 沙耶香
彼女は、照間 沙耶香。 短めの髪をピンで止めていて、 陸上部で専門は短距離走。 私の1番の友達だ。
照間 沙耶香
神田 あかり
神田 あかり
照間 沙耶香
照間 沙耶香
高3の6月という、 微妙な時期から始まる この数学分割授業は、 自称進学校特有の成績順にクラス分けされるものらしく、
センター試験対策の授業「数学α」と、 記述二次試験対策の授業「数学β」 の2つに分かれ、 それぞれの授業が3つのクラスに分けられるらしい。
上から順に、 「特進クラス」 「標準クラス」 「基礎クラス」 となっていて、 どうやら沙耶香は「基礎クラス」だったようだ。
神田 あかり
神田 あかり
照間 沙耶香
神田 あかり
そうして、私達は早めにお昼を済ませると、学年の掲示板へと向かった。
神田 あかり
照間 沙耶香
照間 沙耶香
沙耶香が指さす方を見ると、 私の名前があった。
神田 あかり
神田 あかり
照間 沙耶香
照間 沙耶香
しょぼん、と落ち込む沙耶香を励ましつつ、私達は教室へと戻った。
5時間目は、早速数学β。 それぞれの教室へと生徒達は移動していく。
神田 あかり
太原 輝
神田 あかり
太原 輝
神田 あかり
そう言って、適当に太原をあしらうと、私は座席表に従って、自分の席へと着いた。
うちのクラスから「標準クラス」に割り振られた人は少なく、 周りはほとんど他クラスの人だった。
神田 あかり
うちの高校は都内有数のマンモス校で 一学年の人数は約600人。 3年間過ごしても、まだまだ見たことない人で溢れかえっている。
数学担当教師 今原
そんなこんなで、授業が始まった。
_____30分後。
神田 あかり
私の席は窓際の最後列で、午後一番の気持ちの良い風が通る、最高の席だ。
神田 あかり
あくびをしながら、何気なく右隣に目をやると、隣の男子も、 見事に机に臥せっている。
神田 あかり
河原 千尋
神田 あかり
半ば呆れながら、隣の彼を見ていると眠りから覚めたのか、 少し体を起こした。
神田 あかり
…おっと。 この人 結構イケメン…!
河原 千尋
まだ、寝足りないといったような顔で1つあくびをした彼は、 手元にあった眼鏡をかけた。
別に、 私はイケメン好きなわけではないし、 惚れやすいわけでもなければ、 そこそこにモテるから 男に飢えてるわけでもない。
だけど、 久しぶりに目を奪われた。
……そういや私、 眼鏡フェチだったっけ。
数学担当教師 今原
神田 あかり
数学担当教師 今原
数学担当教師 今原
神田 あかり
数学担当教師 今原
まるでコントみたいなやりとりに、 クラスが沸く。
若干赤くなった顔を抑えながら、 私は黒板へと向かった。
河原 千尋
隣の彼は、眠たそうな目で、 そのやり取りを見ていた。
その後、 私はなんとか問題を解き切り、 席へと戻った。
太原 輝
神田 あかり
席に戻る途中で、 3つ前の席に座る太原にからかわれたけど、気にしない。
私の隣の例の男子は、さっきと変わらない、寝たそうな表情でノートを取っていた。
授業後。
照間 沙耶香
神田 あかり
神田 あかり
照間 沙耶香
神田 あかり
神田 あかり
照間 沙耶香
神田 あかり
神田 あかり
そんな会話を廊下でしていると、 さっきの男子が 私の横を通った。
思わずそっちに目がいってしまう。
照間 沙耶香
神田 あかり
神田 あかり
照間 沙耶香
神田 あかり
神田 あかり
照間 沙耶香
そう言って、沙耶香はスマホを取り出して、1枚の写真を見せる。
照間 沙耶香
照間 沙耶香
照間 沙耶香
神田 あかり
神田 あかり
沙耶香が見せてくれたのは、 4月に撮った陸上部の集合写真で、 そこには少しはにかんだ あの人が写っていた。
照間 沙耶香
神田 あかり
神田 あかり
照間 沙耶香
照間 沙耶香
照間 沙耶香
神田 あかり
河原 千尋……かぁ。
名前だけでも覚えとこ。
照間 沙耶香
照間 沙耶香
神田 あかり
神田 あかり
太原 輝
照間 沙耶香
照間 沙耶香
太原 輝
太原 輝
神田 あかり
神田 あかり
太原 輝
太原 輝
神田 あかり
おもわず漏れたため息は、 太原には届かなかったらしく、 私は2人を残して、席に着いた。
6時間目は世界史の授業で、 私は半分上の空だった。
別に、一目惚れとかじゃないけど、 私の頭の中には、 河原 千尋のあの眠たそうな表情が いつまでも残っていた。
to be continued……… >>>>数学のかみさま 2 へ。