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父親が死んだ
自殺だった
男手ひとつで自分を育ててくれた
ボロアパートでも高校に行かせてくれて、自分もバイトをしてやりくりしいた
何とか上手くやっていた、、 と思っていた
蒼
葬儀場のトイレで一人ため息をつく
蒼
蒼の父親
幼少期の蒼
外から元気な子供の笑い声が聞こえてくる
蒼の父親
幼少期の蒼
幼少期の蒼
蒼の父親
蒼の父親
幼少期の蒼
問題事は起こしたことない、と思う
一人でいることが多くて 心配かけたことはある
何が父親を苦しめたのか分からない
それが苦しかった
蒼
コツ、コツ、コツ
誰かの足音が近づく
蒼
蒼
出ようとすると目の前からやってきた大柄の男がこちらを向いて喋りかけてきた
葬式にしては派手な柄のワイシャツに高級そうな時計
蒼
蒼
蒼
明らかに怪しい見た目、
冷たい表情、
威圧感のある体格に1歩後ずさる
蒼
男が取り出した紙を見て蒼は固まった
蒼
蒼
蒼
理解が追いつかない
蒼
父親がそんなことをする人だとは 思わなかった
蒼
あぁ、
有無を言わさないこの感じ
僕に拒否権なんてない
1000万の借金
今から高校をやめて働いても 稼ぐのに時間がかかる
もしかしたら利子で どんどん大きくなる可能性も
臓器売るか、体売るか
蒼
しかし臓器を売るにしても
1000万稼ごうと思うと 生活が困難になるだろう
男は蒼との距離を詰める
上から見下ろしてくる冷たい目
心臓が鳴り止まない
蒼
他人の欲望を自分で満たしてあげる行為
知らない人に好きなようにされる仕事
蒼
でも
やる以外の選択肢が
ない
我慢するしかない
蒼
蒼
一瞬男の口角が上がった気がした
蒼
父親の借金の肩代わり
自分じゃない人に左右される自分の人生
どうしようもない未来を想像したくない
今はただ
我慢して
耐えて
生きるしかない
蒼
コメント
1件
第1話、読み終えました……重い。父親の死因、そして借金。蒼くんが葬儀場で一人ため息をつくシーンからもう苦しかったです。幼い頃の図書館のエピソードが父親の優しい人柄を伝えてくるからこそ、「なぜ自♡♡♡たんだろう」「借金って何のため?」って気持ちが蒼くんと重なって胸が締め付けられました。身体を売る選択をせざるを得ないラストも切なくて……あの大柄な関西弁の男・京弥さん、ただのヤクザじゃない雰囲気があって続きが気になります。蒼くんがこれからどんな日々を送るのか、ちゃんと見届けたいです。