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璃乃

あ、いたいたっ

璃乃

花奈ちゃぁんっ!

花奈

璃乃っ!探したよ〜

璃乃

ごめん、ごめん

璃乃

部活で集まらなきゃいけなくて、、

花奈

そーだったんだ!

璃乃

あ、花奈ちゃん卒業おめでとう!

そう、今日は私達の卒業式の日

来月から晴れて、高校生になる

花奈

ありがとう!

花奈

璃乃も卒業おめでとっ

璃乃

ありがとー!

花奈

私達が高校生とか考えられないわ〜

璃乃

ね〜 笑

笑いながら親の元へ向かう

歩いていると、知っている顔とすれ違う

花奈

あれ、嘉宮くんじゃない?

私だけに聞こえるように囁く

璃乃

だね

璃乃

久し振りに見たな

私達と嘉宮くんは中二の頃だけクラスメイトで

中三はただの同級生だった

高校では、花奈ちゃんと地元を離れるつもりだから

もう同級生でもなくなる

花奈

もう会えないって考えると淋しいね

璃乃

そうだね

正直嫌なのかも知れない

中二であんなに仲良くなれたのに

花奈

の、、、!

花奈

璃乃!

璃乃

ごめん、ぼーっとしてた!どうしたの?

花奈

お母さんたちのところいこ?

璃乃

あ、うんっ

璃乃

さて、帰らなきゃっ

花奈

今日も勉強するの?

璃乃

うんっ

璃乃

志望したい大学が結構偏差値良くてさ、笑

花奈

そっかぁ

花奈

じゃあまた今度遊ぼ ~ !

璃乃

りょーかい

花奈ちゃんは離れていく

そして何人かと遊びに行く

でも私は独りでただ、立ち尽くす

璃乃

(帰らなきゃ、)

璃乃

(勉強しなきゃ)

今日もこんなことを考えて歩き出す

勉強しなきゃ

頭が良くならなきゃ

今家に帰ったらダメな気がする

そう思って無意識にカフェに入る

  

いらっしゃいませ ~

  

って未藤さんじゃない?

璃乃

あ、えっと、荒川さん?

荒川

そーだよ

変わらない、中二の頃の荒川さんだった

荒川

久しぶりだね!元気してた?

璃乃

はい、凄く元気です

荒川

そっか、流早さんは?

璃乃

花奈も元気です

高校を入学するのと同時に

私は花奈ちゃんを「花奈」と呼ぶようになった

何故か、せがまれたから

荒川

ならよかった!

璃乃

荒川さん、此処で働いているんですね

荒川

んー、ちょっと違うかな 笑

璃乃

荒川

知り合いが働いてて、

荒川

それのお手伝いっ

璃乃

なるほど、

荒川

あと一週間ぐらいいるよ~

璃乃

そうなんですか

荒川

そうそうっ

この後も談笑したい、と頼まれたため

あと30分ほどで終わるお手伝いを待つ

その間、良い雰囲気に包まれたカフェで勉強をした

荒川

待っててもらってごめんね ~ っ

そう言いながら私のテーブルにあった椅子に座る

璃乃

いえいえ、気にしないでください

荒川

未藤さんとまた話せて嬉しいなぁ

璃乃

私もですっ 笑

思い切って口を開いて、聞いてみる

嘉宮くんのことを。

璃乃

そういえば嘉宮羽琉くんってどうしてますか?

荒川

羽琉?羽琉は元気してるよっ

璃乃

そうなんですか、、

荒川

、気になるの?

璃乃

いえ、特には

荒川

ふふーん?

荒川

そっかぁ

荒川

中二のころまでしか話してなかったもんね

璃乃

まぁ、はい

荒川

ひひっ 笑

無邪気な笑い方、、

荒川

未藤さん、

荒川

羽琉に逢いたい?

璃乃

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