テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
桃 side
いつもより早い時間に、ノックの音が響いた
ラン
スチ
スチ
ラン
ラン
スチ
ラン
そう、今日から私たち姫には一人ずつ専属の騎士がつく
数ヶ月前に国の会議で決まったものだった
主な目的は、将来国の未来を担う可能性のある上級妃たちの護衛
表には知らされていないが、奏桜の力が弱まってきているからこその政策である
スチ
ラン
ラン
スチ
ラン
ラン
ラン
スチ
スチ
スチ
ラン
ラン
一か八かの講義だったけど、これでこさめたちを守れる
今日は挨拶ということで少しだけ正装に近いドレスを纏っている
スチ
ラン
あんまり着ることがないものだから、少しだけそわそわしてしまう
…まぁ、本当はそれ以上に、これから従者よりも行動を共にするかもしれない人と会うってことに緊張してるけど
ラン
ラン
実力試しの試験を通った人だから、それなりの実力はあるだろう
ラン
スチ
ラン
騎士まではいかずとも、従者は剣術や武術を得ている人が多いから
ラン
その中でも彼はだいぶ実力者だと思う
ラン
スチ
少し経つと、周りに剣を持った人たちが来始めた
思わず辺りを見回してしまう
ラン
沢山人が集まっているから分かりづらい
ラン
見渡す為に、背伸びをして探していたときだった
人の気配がして振り返ると…
ラン
???
???
ラン
???
イルマ
檸檬色の瞳が光る
そうだ
……間違いなく、この人は
あの日の侵入者
ラン
イルマ
イルマ
名前をなぞるように言うと、彼はニヤっと笑い
イルマ
イルマ
そう私に耳打ちした
ラン
耳元で囁かれる感覚がくすぐったくて、顔に熱が集まるのを感じる
ラン
スチ
ラン
隣にいたすちがこちらを不思議そうに見つめる
イルマ
スチ
スチ
スチ
イルマ
スチ
ラン
ラン
ラン
ラン
イルマ
イルマ
どういうことなの……これは
コメント
2件
主様お疲れ様です✨️これから💜🩷どうなるんだろう✨️続き楽しみです✨️無理しない程度に投稿頑張ってください