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ぷり

あの夏が飽和する

ぷり

どーぞ

ぷり

あき

あき

昨日人を殺したんだ、

君はそう言っていた

梅雨時ずぶ濡れのまんま部屋の前で泣いていた

夏が始まったばかりというのに

あき

、、、(プルプル

君はひどく震えていた

そんな話で始まるあの夏の日の記憶だ

あき

殺したのは隣の席のいつも虐めてくるアイツ

あき

もう嫌になって肩を突き飛ばして

あき

打ち所が悪かったんだ

あき

もうここには居られないと思うし
どっか遠いところで死んでくるよ

そんな君に僕が言った

ぷり

それじゃ僕も連れてって

ぷり

よいしょ、、

財布を持って

ぷり

これも、、

ナイフも持って

ぷり

これ、いる?w

あき

えへへ、重要だよw

携帯ゲームもカバンに詰めて

あき

これいる?

ぷり

いらないな、、

いらないものは全部壊していこう

ぷり

ふふっwこの写真なつかし、

あき

そうだね、、

あの写真もあの日記も今となっちゃもういらないさ

人殺しとダメ人間の君と僕の旅だ

ぷり

あき、、こっち、、

あき

うんっ、、

そして僕らは逃げ出した

この狭い狭いこの世界から

家族もクラスの奴らも何もかも全部捨てて君と二人で

ぷり

遠い遠い誰も居ない場所で二人で死のうよ、

あき

っ、!?

ぷり

もうこの世界に価値などないよ(ニコッ

ぷり

人殺しなんてそこら中に湧いてるじゃんか

あき

、、、(ポロポロ

ぷり

君は何も悪くないよ、

君は何も悪くないよ

結局僕らは誰にも愛されたことなど無かったんだ

そんな嫌な共通点で僕らは簡単に信じあってきた

ぷり

、、、(ギュッ

あき

、、、?

君の手を握った時微かな震えも既に無くなっていて

ぷり

いこ、(トコトコ

あき

そうだね、、(トコトコ

誰にも縛られないで二人線路の上を歩いた

ぷり

えい、、(取

あき

ありがとお、、!

モブ

あ、ちょっ!

金を盗んで二人で逃げて

どこにも行ける気がしたんだ

ぷり

、、、(ニコッ

あき

、、、(ニコッ

今更怖いものは僕らにはなかったんだ

ぷり

あ、落ちた、、

額の汗も落ちたメガネも

ぷり

今となっちゃどうでもいいさ、

あき

あぶれ者の小さな逃避行の旅だ、

いつか夢見た優しくて誰にも好かれる主人公なら

汚くなった僕たちも見捨てずにちゃんと救ってくれるのかな?

ぷり

そんな夢なら捨てたよ

ぷり

だって現実を見ろよ?

ぷり

シアワセの四文字なんて無かった今までの人生思い知ったじゃないか

ぷり

自分は何も悪くねえと誰もがきっと思ってる

あても無く彷徨う蝉の群れに

ぷり

水、、無いなあ、

あき

そうだねっw喉乾いちゃったw

水も無くなり揺れ出す視界に

モブ

待てええ!

モブ

嫌だね!!

迫り狂う鬼たちの怒号に

バカみたいにはしゃぎあい

ふと君はナイフをとった

あき

君が今までそばにいたからここまでこれたんだ

ぷり

え、?

あき

だからもういいよ

あき

もういいよ

あき

死ぬのは私一人でいいよ、、

そして君は首を切った

まるで何かの映画のワンシーンだ

白昼夢を見ている気がした

モブ

逮捕、、

ぷり

はい、、

気づけば僕は捕まって

ぷり

あきは、、?

君がどこにも見つからなくって

君だけがどこにもいなくって

そして時は過ぎていった

ただ暑い暑い日が過ぎてった

モブ

ーーー?w

モブ

wwww

モブ

ーー!ww

家族もクラスの奴らもいるのに

なぜか君だけはどこにもいない

あき

、、(ニコッ

あの夏の日を思い出す

ぷり

〜〜〜〜♪

僕は今も今でも歌ってる

君をずっと探しているんだ

君に言いたいことがあるんだ

ぷり

、、、クシュンッ

ぷり

ああ、、風邪?w

9月の終わりにくしゃみして

ぷり

はあ、、

六月の匂いを繰り返す

あき

えへへ、、

君の笑顔は

あき

次こっちっ!

君の無邪気さは頭の中を飽和している

ぷり

誰も何も悪くないよ、

ぷり

君も何も悪くないから

ぷり

もういいよ、投げ出してしまおう

ぷり

そう言って欲しかったのだろう?

ぷり

なあ?

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