キムナムジュン🦌鹿×○○🐰兎
グロい表現や死ネタなどを含みます
苦手な方はここで見るのを控えてください🙇♀️
当たり前のように血の匂いが漂う 市場にいたのは
生徒会長のキムナムジュンさんだった
学校から家に帰るまで 必ず裏市の隣を通らないといけない
お父さんに裏市には絶対には入るなって 小さい頃から言われている
私が小さい頃にママがそこで 襲われたんだって
草食動物の私みたいな小さいうさぎは ぺろりらしい
友達と勉強会をして空は暗くなっていた
いつもより薄暗い裏市を 通らなければならない
不安で心臓の音が鳴り止まない
○○『なんか怖いな…』
そう呟き歩いていると誰かに 手を引っ張られた
男『君純うさぎ?』
○○『へ?』
男『すごい美味しそうな匂い』
血で薄汚れた狼さんに捕まった
目耳口を袋で被され抵抗できないまま 連れていかれた
微かに聞こえる音は包丁の音 と肉食動物の足音
そんな中に聞き覚えのある声が聞こえた
"誰の市で狩ってるんですか?"
その瞬間発砲音がなる
男『ッ~!!』
被せられた袋をとると目の前には
頭を撃ち抜かれたさっきの狼と 見覚えのある人がいた
○○『生徒会長さん…?』
ナムジュン『……』
制服の私を見て顔を近づけてきた
ナムジュン『今日あったことは全て忘れて』
ナムジュン『話したら』
頭を撃ち抜かれた狼の方を見る
ナムジュン『約束できる?』
○○『はい…』
生徒会長さんは誰かに 連絡をしようとしていた
『ナムジュナ!』
犬の同じ制服を着た男の人がはしってきた
ホソク『ユンギヒョンが探してたよ!』
ホソク『うぇえ!うさぎ?!』
ホソク『隣のヤツ死んでるし!』
ホソク『何してるのよ!』
ナムジュン『この子が襲われてた』
ホソク『へーー』
ホソク『珍しい』
○○『へ?』
ホソク『あ。』
ホソク『君お名前は?』
○○『……』
ナムジュン『こんな奴らに個人情報は 危ないでしょ』
ホソク『こんなやつってなんだよぉ!』
さっきまで震えていた足もこの方たちが 来て収まったような気がした
意外と怖い人たちじゃないのかも…
ホソク『これからどうするのこの子』
○○『歩いて帰れます!』
ホソク・ナムジュン『ばかぁ!?』
○○『へ?』
ホソク『もっと奥に行ったらこんな肉に 飢えた奴らが沢山いるんだよ!』
ホソク『危ないでしょ?』
ナムジュン『また襲われるよ?』
○○『でも迷惑はかけたくないので…』
ナムジュン『……』
立ち上がろうとすると生徒会さんは 私を抱き抱えた
ホソク『わーお♥』
○○『え?え?おもたいですよね!?すいません!歩きます!!!』
ナムジュン『静かに』
ホソク『じゃあ俺は先にアジトに戻るね』
ナムジュン『あとで』
抱き抱えられたまま通る裏市は 嗅いだことの無い血の匂いと肉食動物で 溢れていた
??『ナムジュンさんそれは売りもんかい?』
ナムジュン『これは違います』
??『ほお珍しいじゃないか』
ナムジュン『……』
裏市から少し離れた公園まで送ってくれた
ゆっくりと私をおろしてくれた
ナムジュン『ここまでこれば安全だよ』
○○『何から何までありがとうございます』
ナムジュン『いや…特に』
ナムジュン『もしここを通ることがあるなら これに連絡して』
○○『へ?』
電話番号の書かれた名刺を渡された
○○『え!貰ってもいいんですか?』
ナムジュン『市場に近ずかれるのは 危険だから』
足の方に切り傷があるのを見つけると 彼はポケットから絆創膏をとった
ナムジュン『足出して』
○○『は、はい!』
足に可愛いコアラの絆創膏をつけてくれた
○○『可愛い』
ナムジュン『コアラ可愛いよね!?』
いきなり大きな声を出すと恥ずかしそうに顔を隠した
○○『可愛いです』
そう言い笑うと生徒会長さんは 恥ずかしそうに戻る支度をした
ナムジュン『もう1人で戻れる?』
○○『はい!大丈夫です!』
逃げるように急いでお家に向かった
そのとき○○のカバンから ハンカチが落ちた
ナムジュン『あ…』
ナムジュン『名前わかんないや…』
学校が終わり帰ろうとすると 階段の方で誰かにとめられた
ナムジュン『○○…だっけ?』
○○『へ?!』
ナムジュン『昨日これ』
ハンカチを渡してくれた
○○『あ!ありがとうございます!』
ナムジュン『……』
○○『どうかしました?』
ナムジュン『いや』
フラフラして顔が疲れているようだった
○○『話聞きますよ?』
○○『あ!来てください!』
急ぎ足で秘密基地に向かうと 手を引っ張られた
ナムジュン『ちょ…早い』
○○『すいません!ゆっくり歩きます!』
ナムジュン『敬語いらない』
○○『え』
ナムジュン『早く行こ暑い死んじゃう』
○○『あ。』
急いで学校の誰も寄らない私だけの部屋に連れていった
○○『ここなら誰も寄らないですし涼しいので快適です!』
ナムジュン『ほんとだ涼しい』
ナムジュン『ベットもオーブンもある』
○○『こっそり買っちゃいました♡』
○○『あ!お名前…』
ナムジュン『名前も知らないやつ入れちゃ 危ないよㅋ』
○○『その前になんで私の名前わかるんですか!?』
ナムジュン『それは秘密ㅋㅋ』
ナムジュン『キムナムジュン』
ナムジュン『ナムジュナでもなんでもよんで』
○○『ナムジュンさん!』
ナムジュン『……』
○○『ここでならなんでも話聞きますよ!』
ナムジュン『いや…疲れただけ』
○○『学校にですか??』
ナムジュン『全てに』
ナムジュン『裏市も人間関係も生徒会も』
ナムジュン『全部全部なんのためなのか』
ナムジュン『生きる意味がよくわかんない』
苦しそうに話すナムジュンさんの手を掴んで目を見つめて言った
○○『人生って死ぬまでの 暇つぶしなんです』
○○『なので気楽に生きていいと思います』
ナムジュン『……』
私の手を掴んで床に倒した
ナムジュン『暇つぶし…ッてなんだよ』
ナムジュン『どうせ幸せな暮らししかわからないやつに』
ナムジュン『俺の苦しさなんて』
○○『……』
○○『私小さい頃お母さん浮気相手に殺されてるんです』
ナムジュン『……え』
○○『バカですよね』
○○『人の幸せの価値観なんてわかんないですけど』
○○『私は今幸せです』
○○『ナムジュンさんに出逢えたから』
○○『なんて…言ってみましたㅋ』
ナムジュン『……』
ナムジュンさんは私の首を強く噛んだ
○○『イッ…』
ナムジュン『もし俺が肉食だったら死んでるよ?』
○○『今死ねるなら…本望です…』
ナムジュン『ばか…』
静かに見つめ合いキスをした
ナムジュン『服…脱がすよ?』
○○『はい…///』
服を脱がすとキスをしながら 気持ちのいい所を沢山触られた
ナムジュン『なんで声我慢してるの?』
○○『ッ…///はずかッしい…///』
ナムジュンさんは悪い顔をして いい所で止めた
○○『なんで…止めるんですか…///』
ナムジュン『敬語やめて』
○○『だってナムジュンさん年上じゃないですか!』
ナムジュン『ナムジュンさんじゃなくて ナムジュナって呼んで』
○○『……』
ナムジュン『そうしないとずっとイケない状態にするよ?』
ナムジュン『ナムジュナ気持ちよくしてって 言ってごらん』
にやにやしながら見つめる 彼は少し憎たらしかった
でも少年ぽさもあり可愛かった
○○『ナムジュナ…気持ちよくして…///』
ナムジュン『お利口さん』
ニコッと笑い抱きしめながら また体を交えた
行為が終わると私を抱きしめて 泣いているようだった
泣いている声を押し殺しながら 過去を話してくれた
ナムジュン『俺の家も複雑なんだ』
○○『……』
ナムジュン『父親が元々裏市のボスで色々な女と遊んでたんだ』
ナムジュン『その時に俺を見つけて 連れてきたんだ』
○○『幸せな家庭ってどこにあるのかな……』
ナムジュン『結婚した時に俺達で作るしかないのかもな』
○○『え?』
ナムジュン『いや、違う!///』
ナムジュン『いいからもう着替えて!/// かえるよ///』
ナムジュン『次から学校じゃなくて俺の家で』
○○『次から家って…///』
ナムジュン『いや…///違う///』
ナムジュン『これは契約だ///』
○○『契約…?』
ナムジュン『君が裏市でのことを話さないと いう契約の交換条件だ』
○○『怖い人…!』
プクッと口をふくらませて言うと ナムジュンは顔を赤くして部屋を出た
日にちが変わっても時間を合わせて 何度か体を交えた
行為が終わると彼はなにかぼーっとして 考え事をしているようだった
○○『どうかしたの??』
ナムジュン『いや…草食と肉食の恋愛どう思う…?』
○○『ん~…草食としか付き合ったことないけどいいと思うよ!』
○○『肉食にいい子でもいたの…?』
ナムジュン『いや…友達にいてさ… そうなってる子』
○○『ナムジュナの友達だったら尊重してあげた方がいいと思うよ』
ナムジュン『そうだよな…』
不安そうな彼の手を握って微笑んだ
ナムジュナの携帯が鳴った
ナムジュン『ちょっとごめんな』
ベランダに出て電話する彼
聞いちゃいけないはずなのに 耳をすませる
微かに聞こえる女の人の声
ナムジュナとは契約上の関係とわかっていてもモヤモヤが止まらなかった
ナムジュンが部屋に戻ってくると 数分○○を抱きしめていた
○○『どうかしたの…』
ナムジュン『いや…なんでもないよ』
何かを隠す彼はなにか苦しそうだった
最近会う頻度が減ってきた
何かを買うために生徒会をほったらかしにして仕事に没頭しているようだった
ナムジュン『やっぱ仕事ってきついな』
○○『最近仕事ばっかでどうしたの??』
ナムジュン『いや…///』
顔を赤くする顔を見てほっぺをつねった
○○『教えて!』
ナムジュン『誕生日になったら教えてあげるよ///』
○○『誕生日って一週間後じゃん!』
ナムジュン『いいから!まだお子ちゃまが大人に文句言わないの』
○○『2歳しか変わんないよ!』
頭をポンポンしてバカにする彼
初めの頃と比べると随分と変わった
でも今の方が素を 見せてくれているようだった
ナムジュン『……』
強く抱きしめると一緒に ベットに寝転がった
私の誕生日前日
ナムジュナの部屋に呼ばれた
ドアを開けるといつもの彼がいた
手を引っ張られベットに倒される
○○『え、どしたの?』
彼は一言を喋らず少し荒い行為をした
彼の顔は必死に涙を我慢しているようにも見えた
行為が終わると彼は服を着て机の上に座り私に言った
ナムジュン『今日で契約は破棄だ』
○○『え?』
ナムジュン『これから連絡も学校であっても 話しかけて来ないでくれ』
○○『なんで…!』
○○『急になんで…』
ナムジュン『ッ~…もう飽きたんだよ』
目の前が真っ暗になったようだった
ナムジュン『今までのこと…を話したら家族…親族を全員殺すッ』
ナムジュン『着替えたら勝手に帰ってくれ』
そんなことを言う彼は涙で溢れていた
彼がなんで泣いているのか なんでこんなことを言うのか考えるほど 心に余裕はなかった
次の日ナムジュナから通話が来ていた でも取れるほど心に 余裕が残っていなかった
通話を無視するとLINEの方に1994とだけ 書かれたメッセージが来ていた
それも心に余裕ができるまで 返信を返さなかった
次の日テレビを見ると裏市がニュースに 上がっていた
テレビに書かれている文字を見て 何も考えれなくなった
そこに書かれていたのは キムナムジュン(18)死亡 何度も殴られた後銃による射殺
昨日の電話を思い出して もっと息が出来なくなった
現実を受け止めきれず ナムジュナの部屋へ向かう
ナムジュナから貰っていた 合鍵で部屋に入ると
いつもいるはずの彼はいなかった
残っているのは書類とペンだけだった
声が枯れるほど泣き叫んだ
きっとそうすると 迎えに来てくれると信じて
でもいくら泣き叫んでも彼は来なかった
あの時に家族は親族が犠牲になっても いいから一緒にいたいって言えば
ナムジュナと一緒にいたいって言えば
何度を自分を責めた
ふとナムジュナが言っていた言葉 を思い出して
ナムジュン『もし俺になんかあったら この机のロッカーを開けて』
ナムジュン『荷物だけ持って逃げてね』
○○『暗証番号…だよ?』
ナムジュン『暗証番号は俺が死に際に頑張ってLINEで送るよㅋ』
○○『死ぬとか言わないで…』
ナムジュン『泣き虫○○ㅋ』
ロッカーの引き出しを見るとまだ 空いた形跡はなかった
ナムジュナから来ていたLINEの番号を入力すると鍵がガチャとなり空いた
その中にはペンと小さな箱と手紙だった
ペンは昔父から貰ったことがあるって 聞いた気がする
小さな箱のことは何も聞いていなかった
手紙をみるとナムジュナが 誰かに当てて書いてる手紙だった
開きみてみると
○○へと書かれた文字が見えた
涙を擦りながら手紙を読んでいった
○○へ
誕生日おめでとう
直接言いたいけど恥ずかしいから言わないㅋ
○○と出会えて色々なことも知れたし 愛もしれた
少し甘えん坊で泣き虫なのも知ってる
寂しがり屋で1日会えないだけでも ○○泣くもんね?ㅋ
だから正式に付き合って高校を卒業したら
僕と結婚してくれませんか
本当は契約とか言ってたけど焦ってそんなこといってしまったんだ
そこは許してㅋ
言葉で伝えるのは難しいと思うから 手紙で伝えれてよかった
返事はいつでもいい
キムナムジュン
小さな箱を開けるとそこにはペアリングが入っていた
手紙は涙でびちょびちょになっていた
このリングを買うために仕事に専念して
こんな私のために…
リングを持って高台の方へ向かった
○○『今から…ナムジュナの所に』
足を踏み出そうとすると一羽の鳥が 私の隣にとまった
白く綺麗な鳥はなにか ナムジュナに似ていた
鳥は飛び立つと同時に頭の上に 足を1回乗っけて飛び立っていった
ナムジュナが頭をポンポンする感覚を 思い出して飛び降りることが出来なかった
指輪を自分にはめて
生きていくことを決意した
○○『ナムジュナが見てて飽きないような人生にするね』
ナムジュンside
誕生日当日朝
??『なんでッ!なんでッ!』
??『ただ僕達は幸せになりたいだけなのにッ!』
ナムジュン『ヒョン落ち着いてください』
??『もう全部全部』
??『ぶっ壊れちまえばいいのに』
その瞬間??に顔を殴られた
ツノは折れ歯は何本か抜けた
骨も何本か折れている感じがした
最期に俺のポケットに入っていた銃で 胸を打たれた
銃で打つと次は███のいる隣の部屋へ と向かっていった
意識が朦朧としてる中 ○○の姿が目に浮かんだ
残ってる力で電話を開く
最期に○○の声が聞きたい
電話をかけたが○○は取ってくれなかった
そうだよな昨日あんなに 酷いことしたんだもんな
LINEで暗証番号を送る
ボスに従わないで自分の意思を貫き通せば
でも俺には○○といる資格はないんだ
次は○○と一緒にいる 資格があるように頑張るね
そして頑張って買った ペアリングを抱きしめて目を閉じた
end
うぃー
※深夜テンションで記憶曖昧です※
誤字とかはもう明日直します
うぃー
うぃー
うぃー
うぃー
うぃー
うぃー
うぃー
うぃー
うぃー
うぃー
うぃー
コメント
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泣きました😭😭😭
泣きました。ナムさんも辛かっただろうな。小説の中で1番泣きました😭😭😭いい話すぎました!次も楽しみに待ってます!✨
主様神😇