ニーナ
なんでってー?
燐堂
ま、まさか...テロリストってアンタなのっ⁉︎
ニーナ
ほー‼︎周りではそんな風に呼ばれてるんだー‼︎出世したねー‼︎
燐堂
ふざけないでっ‼︎
燐堂
なんでアンタが放火や殺人をしてるのよっ‼︎
ニーナ
あー、そっか...小鹿は知らないのかー。
ニーナ
実はねー、ニーナは一度
ニーナ
ニーナ
死んだんだよー。
燐堂
...は?何言ってんの?
ニーナ
まあ死んだっていってもついこの前なんだけどさー‼︎
ニーナ
だからニュースにされてないのかもねー‼︎
燐堂
...つくならもう少しマシな嘘をついた方がいいわよ。
ニーナ
えー?嘘ー?
燐堂
アタシはそんな体質のこと聞いたことないし見たことないわよ。
ニーナ
んー...それってさ...
ニーナ
単に小鹿が知らなかっただけなんじゃないかなー。
燐堂
えっ...?アタシが知らなかった...?
ニーナ
うん。ニーナ達は“施設”でみんなの全情報を知ったから隠し事は一切してないんだよねー。
ニーナ
だから考えられるとすれば...
ニーナ
小鹿は人間の途中で自分が異質な存在であることに気がついてこのシェアハウスに来た。だから知ってる情報も断片的なものばかり...
ニーナ
まぁ...そういうことだからどんまい‼︎
燐堂
うそ...でしょ...
燐堂
じゃあまだアタシが知らないことがあるかもしれないってこと...?
ニーナ
そうなるねー‼︎
ニーナ
ところで小鹿達はなんで人間なんかとまだ仲良くしてるのー?
燐堂
...は?
ニーナ
だからさー、いつになったら...
ニーナ
ニーナ
“また”人間を殺すのー?