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※オリ主出てきます ※作者は豆腐メンタルです ※誤字脱字たまにあります ※原作改編します、してます ※解釈違いと地雷の気配を感じたら即ブラウザバック推奨です。 ※キャラ崩壊の可能性あり(しないような努力はしておりますが、、、) ※無断転載したら吊し上げます。晒し上げるのでなく吊し上げます。 大丈夫ですね?それでは、どうぞ!

フィグ

ねェセル

セル・ウォー

はい、
何でしょうかフィグ様

目の前にいるのは悪魔の五つ子の次男ファーミン様の妹、フィグ様。 、、、なんて。 本当は様をつけることなどしたくない。 イノセント・ゼロ様の長女であり、ファーミン様の双子の妹、フィグ。 ファーミン様の妹だと言うのに、ファーミン様とは真逆に何も欲しがらず、自室のベッドの上で座っているだけ。 ご兄弟の誰かが何か食べろと言わなければ何も口にしない。 そのせいか常人の女と比べて細い手足に、全く太陽光に当たらないほぼ真っ白に近い肌。 いらないという言葉の通り記憶も欲しがらないようで記憶力も乏しく、戦闘などもってのほか。 心臓を捧げるしかお父様の役に立たない女。

フィグ

セル、わたしがきらい?

セル・ウォー

、え

セル・ウォー

い、いいえ!

心の中を見透かされたようでゾッとした。 慌てて手を振り否定する。

フィグ

そォ

フィグ

あなた、わたしをみるとき、ぜッたいにめをあわせないのよ

セル・ウォー

決してそのようなことは、、、

フィグ

あなた、うそつきね

目の前の女が悲しげに笑ったような気がして、目を逸らしたくなる。 ふとした瞬間イノセント・ゼロ様に似るこの兄弟たち。 今まで一度も似たところを見たことのない女が今はっきりとイノセント・ゼロ様に重なって見えた。

フィグ

くまがひどいわ

セル・ウォー

、、はい?

急に全く関係のないことを言われて面食らう。 彼女は先ほどまでの会話がなかったことのように再び声を発した。

フィグ

ねてる?

セル・ウォー

え、あ、いいえ、、、

フィグ

ねむい?

セル・ウォー

た、多少は、、、

フィグ

ねる?

彼女はぽんぽんとベッドのマットレスを叩く。

セル・ウォー

い、いえ、、、この後も任務がありますので、、、

フィグ

、、、そう

フィグ

、、、あげるわ

ぽんとよこされたのは冷たい何か。 目を下に落とすと、透明な台形の物体が見えた。

セル・ウォー

氷、、、?

フィグ

おいしいわよ

氷に味などあるものか。 やっぱりこの女はどこかおかしいのかもしれない。 彼女はガリ、と氷を口に入れ噛み砕いた。 断るわけにもいかず自分も氷を口に含む。

フィグ

じャあ、またね

部屋から出た僕はふと氷をよく食べるのは貧血の症状だとかどこかで聞いたようななどと思いつつ任務を遂行するべく城の中を進んだ。

一体いつのことを思い返していたんだったか。 顔を上げれば砂の神杖や光の神杖など、敵である男たちの顔が目に入る。 街を襲ったイノセント・ゼロ様に見捨てられたのがついさっきのこと。 ここは素直に情報を吐いたほうがいいのかもしれない。 どうせ情報を少し教えたところであの化け物のような兄弟たちが負けるはずもない。 、、、まあ、あの長女は別か。

セル・ウォー

5人兄弟はいずれも強大な力を持っている。

セル・ウォー

4男は魔法界一の鉾使い。

セル・ウォー

常にふざけた人ですが鉾の扱いは天下一。

セル・ウォー

突き壊せない物はこの世に存在しない、、、

レイン・エイムズ

鉾使いか面白い。
ならオレが適任だろう

セル・ウォー

そして三男エピデムは、、、
プリン好きです

セル・ウォー

あと、、、確か、、、人から命と共に魔力を吸い取る魔法薬を作っていたな、、、

ドット・バレット

プリン好き!?
何そのテキトーな説明

ランス・クラウン

、、、

セル・ウォー

そして特にヤバいのが長男と次男、、、そして長女

セル・ウォー

特に次男はお父様や長男ですら警戒している、、、。

セル・ウォー

お父様の血を一番色濃く継いだお人だ、、、

オーター・マドル

品性に欠けるな、、、

セル・ウォー

長男と違って次男は見境がないから危険だ

セル・ウォー

正直言ってアンタもそれなりの使い手だろうが次男に勝てることはまずない。

オーター・マドル

フン、、、面白い、、、

セル・ウォー

長女は蜃気楼のような人、、、。

セル・ウォー

今言った次男の双子の妹だが、次男とは真逆に何も欲しがらない。

セル・ウォー

ほぼ座っていることが多く、誰かが言わなければ飯すら口にしない

オーター・マドル

、、、脅威になるか?

セル・ウォー

俺が見ていた限りで、あの方が戦闘をしていた記憶はない。

セル・ウォー

記憶すら欲しがらないのか記憶能力も乏しい。

セル・ウォー

お父様が長女を生かしているのも役に立つから、きっとただそれだけだ

ライオ・グランツ

、、、とりあえずは放置の方向でいこう

ライオ・グランツ

長男はオレがやろう。

ライオ・グランツ

この人類最高傑作であるオレがな

ライオ・グランツ

それとトゲトゲ頭。

ライオ・グランツ

仮にお前の言う通り勝てない相手だったとしよう。

ライオ・グランツ

それでも命を張って戦わなければいけない時があるのだよ。男ならば

ライオ・グランツ

日食まであと1日、、、!!

ライオ・グランツ

それまでに倒さないと世界は余裕で終わる、、、。

ライオ・グランツ

男は正々堂々正面突破。行くぞ

砂の神杖に引きずられていきながらふと思った。 五男ドミナ様の敗北を長女は知らない。 悪魔の五つ子である彼らが負けることなど 中々考えにくいが、もしも、もしも。 負けてしまえば、死んでしまえば? 長女は一体どうするのだろう。

セル・ウォー

、、、フィグ、様

あれだけ言いたくないと思っていた言葉がするりと口からこぼれ落ちた。

強欲ピエロと無欲妹

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