迫 凛斗
…
幼い頃、僕は路地裏に捨てられた。
頼れる大人なんて存在しない。いっそこのまま消えてしまおうか。
そんな哀れなことを考えながら、僕は一夜を過ごした。
一晩、僕は寝付けなかった。
寒い、辛い、助けて…
そんなこと思ったって意味ないのに。
迫 凛斗
(公園…)
迫 凛斗
(なんか懐かしい…小さい頃きたのかな…)
Mr.コンプレス
おや…?
Mr.コンプレス
(こんな時間に子供が1人…)
Mr.コンプレス
君、どうしたんだい?親は?
迫 凛斗
…
迫 凛斗
お兄さん…誰でしょうか…?
迫 凛斗
僕は金目のものは持っていませんよ。
Mr.コンプレス
お兄ッ…
Mr.コンプレス
30過ぎのおっさんが「お兄さん」なんて呼ばれたの久々だよ。
Mr.コンプレス
あと金目的じゃないから。おじさんそんなに貧乏に見える?
迫 凛斗
…
Mr.コンプレス
うん、そこ反応して?
迫 凛斗
はい
Mr.コンプレス
んで…なんでこんな朝っぱらに子供が1人で?
迫 凛斗
…知らない人に事情を押し付ける気はないです。
Mr.コンプレス
子供は大人をたよんなさい。
迫 凛斗
…
迫 凛斗
大人なんて…まともな人の方が少ないだろ…(ボソッ
Mr.コンプレス
(怪我もひどいし…虐待でも受けてたのか?)
Mr.コンプレス
よし、とりあえずおじさんの家までおいで。
迫 凛斗
誘拐…?
Mr.コンプレス
……否定はできないかも
迫 凛斗
まぁ…行く宛もないのでついていきます
迫 凛斗
もう人生も捨ててるので…煮るなり焼くなり好きにしてください
Mr.コンプレス
おじさんをなんだと思ってるのよ…w
ここで兄さんにあってなければ、
僕はとっくに死んでるかな。
これは僕が【ヴィラン連合】に入って、
「大切なモノ」を見つける物語。
迫 凛斗(さこ りんと) 年齢:16 性別:男 性格:無気力で楽観的、クールで無感情。
個性:トリック マジックでできるようなものを、現実に反映させることができる。 相手にトリックがバレない限りはそれがみたままの状態にできる。 (例:紙にペンを刺す→相手にペンが刺さる。ただトリックがわかっていた状態では無効。)