生ける屍

突然そんなことを言われ、動揺が隠せない。

その瞬間、周りのヤツらほぼ全員がこちらを見て、ざわざわとする。

yaくんとjpは小さい頃からずっと一緒にいたからてっきり付き合ってるのかと思った。

正直気になることはまだまだある。jpの恋愛対象は男なのか、とかいつから好きだったのかとか…身近に居る男を好きになる可能性はあるのかとか。

yaくんと付き合ってなかったという安堵と同時に今度はurのことが好きだという嫌な情報が俺の頭に流れ込んでくる。

2人とも食べ終わり、食器を片付けていると後ろにyaくんがいることに気づく。

正直、2人を付き合わせたくなんかない。ただ、urが好きじゃないと言ったらjpは諦めるかもしれない。そう思ったから。

ttに怒りの矛先を向けながら着いてくるyaくんを何とか追い払おうとする。

口に出して「うん」というのは恥ずかしかったため、頭を縦に振る。

この恋終わったなと思いながら歩いていると何故か学校のみんながこちらに必死で走ってくる。

みんなが必死にこちらに逃げてきて、なんだと思い最後尾を見ると、

そこにはゾンビがいた。

怖い。冷静さが保てない。多分、yaくんが居なかったら死んでたと思う。

とりあえず高いところに逃げ、治まるのを待つ。

幸い、ゾンビになった人の知恵はないため登るとかいうことはしてこないようだ。

辺りはゾンビだらけ。どうやら噛まれたら感染するようだ。

ここの部屋には上に環境の窓が付いているためそこから脱出することに。

みんなの悲鳴やゾンビの声が入り交じって聞こえる。ここはまさに地獄だ。

なんでそんなに冷静でいられるのか、俺には分からなかった。

外にもゾンビはもう徘徊しており、直ぐに逃げなければならない状況だった。

次から次へと他の生徒が出てくるのを待ち、yaくんを待つ。

何とか二人で上を目指し、二階の窓から教室に入ることが出来た。

廊下や教室にもゾンビはそこら中にいた。

必死に中を覗いてはゾンビかいることを確認し、やっとのことでいない部屋にたどり着いたそこは音楽室だった。

<迷惑電話ですか？もしそうでしたらやめてください

そう言って、箒を真っ二つにするjp。