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儚い…最高!
あれから、5日。
莉犬くんは脱獄する気もないように見えた。
俺は何もないようにふるまいながらも…
莉犬くんはあと10日で死ぬという現実に突きつけられ、
ご飯も食べたくないくらいだった。
テレビでは莉犬くん失踪事件が流れている。
もし莉犬くんが死んだら…この刑務所にいたことがばれるのだろうか…。
そんなことを考えながら、一人で泣いて…
俺は何もないようにふるまいながらも
莉犬くんがあと10日で死ぬということにだんだん元気がなくなっていった。
一番つらいのは莉犬くんなのに…
俺はどうにかして莉犬くんを生きさせたかった。
生きて
そんなの看守が絶対に言ってはいけない。
でも、どうしても諦められなくて…。
そんな儚い気持ちを胸に
俺は刑務所にある一応の"脱獄ルート"のヒントを与えた。
先輩に見つからないよう、そっと。
俺はなんとかして莉犬くんに生きてもらうために頑張った。
どうしても、君に生きてほしいから…。
あれから、あと7日、6日、5日…になった時だ。
先輩
通話
06:53
ぷりっつ
ぷりっつ
先輩
先輩
ぷりっつ
先輩
先輩
ぷりっつ
先輩
先輩
ぷりっつ
先輩
先輩
ぷりっつ
莉犬くんはそんなことしない。
ぷりっつ
いや、してほしい。
ぷりっつ
りいぬくんには生きてほしい。
ぷりっつ
生きてほしいんだよ…。
先輩
先輩
嫌だ。先輩がいない間に…
先輩
脱獄させちゃおうかな…。
先輩
俺は信頼されているし…
先輩
莉犬くんが脱獄する気がないなら、俺が…
先輩
えっ?
先輩
先輩
先輩
ぷりっつ
はあ?なんでだよ。なんでなんだよ…
もう…りいぬくんが刑務所なんかにこなければ…
次の日、俺は莉犬くんに思いすら伝えられず、
刑務作業の後の持ち物検査をしている時だった。
ぷりっつ
莉犬くんのポケットからキーホルダーがでてきた。
このキーホルダーはライブにいった俺ならわかる。
これは莉犬くんがアイドルを始めたてで
心が折れかけているときに買ったと話していた。
ライブで話していた時は「俺の大切な物を紹介します!」って、
満面の笑顔だったなぁ。
もう、惚れちゃうくらいに…
それを思い出して、莉犬くんをみると、莉犬くんは涙ぐんでいた。
やっぱり本当に大事なものなんだろう。
俺は先輩にこれだけは…と心の中であやまり、
映像に映らないよう静かにポケットに戻した。
莉犬
莉犬
それほどびっくりしたんだろう。
今まで一言も喋らなかった莉犬くんが口を開いた。
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
莉犬
知ってるよ。
莉犬
うん、知ってる。
君がそれを大切にしていることなんて。
莉犬
莉犬くんはそれから、少しだけ俺に心を開いてくれるようになった。
少しだけ、少しだけだったけど、うれしかった。
少しでも俺に心を開いてくれたのが…
その日の夜、俺は看板の日数を二日にしている時だった。
莉犬
莉犬
ぷりっつ
莉犬
莉犬
莉犬
死んだら、なんて…いうなよ…
いわないでくれよ…
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
君だけでいいから、生きて…笑顔でいて欲しいんだよ…
それから俺は、処刑の日までに
莉犬くんが無実であることを証明するため、少しも寝ずに頑張った。
先輩
先輩
ぷりっつ
莉犬くんが無実だってことの書類…
先輩の机に置いといたんだけど…先輩みたかな…?
先輩
先輩
ぷりっつ
し、知らないふりしとかなきゃ…
ぷりっつ
ぷりっつ
先輩
先輩
先輩
先輩
先輩
ぷりっつ
無理だったか…
無理だったのか?
もう…いやだ…
俺は待つしかないんだ…
好きな人が目の前で死ぬ瞬間を。
先輩
先輩
先輩
先輩
ぷりっつ
先輩
先輩
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
莉犬
ぷりっつ
ぷりっつ
莉犬
ぷりっつ
莉犬
莉犬
莉犬
莉犬
莉犬
莉犬
ぷりっつ
ぷりっつ
俺は今、看守ではなかった。
どこにでもいる、莉犬くんのファン。
莉犬
ぷりっつ
ぷりっつ
莉犬
莉犬
莉犬
莉犬
ぷりっつ
莉犬
莉犬
莉犬
ぷりっつ
ぷりっつ
莉犬
莉犬
莉犬
ぷりっつ
莉犬
莉犬
ぷりっつ
莉犬
莉犬
ぷりっつ
莉犬
莉犬
ぷりっつ
ぷりっつ
莉犬
莉犬
莉犬
ぷりっつ
莉犬
ぷりっつ
莉犬くんはあの大事なキーホルダーを出して、
大事にもち、キーホルダーにキスをした。
莉犬
ぷりっつ
ぷりっつ
莉犬
ぷりっつ
莉犬
ぷりっつ
莉犬
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
莉犬
あやまったりいぬくんは俺を大切で愛おしそうにみた。
莉犬
莉犬
莉犬
莉犬
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
莉犬
ぷりっつ
莉犬
ぷりっつ
莉犬
ぷりっつ
先輩
先輩
先輩
莉犬
ぷりっつ
莉犬
莉犬
莉犬
莉犬
ポチッ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
かな
かな
かな
かな
かな
次回 新しく…?
かな