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nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 世界観めちゃくちゃファンタジーです⚠️ あとめちゃくちゃ厨二です( ᐛ )⚠️ 誤字脱字注意⚠️
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__自由とは、なんだろう。
その問いを“紫縁いるま”は、幼い頃から抱えていた。
望まれた言葉を言えば喜ばれ、感情を誘導すれば好かれた。
“俺の言葉”が人を動かす。
“俺の声”が誰かの感情を支配する。
最初は楽しかった。
でも気づいてしまったのだ。
「本音」を言った時に__誰も、笑わなかったことに。
こさめ-蒼流
こさめの声が届く。
だがそれは、今の彼には届かない。
群衆の支配は既に終わり、暴走の余波が収束する。
戦場に居た人々は意識を取り戻し、逃げ惑っていた。
だが、肝心の“感律者”は、その場に膝をつき、虚空を見つめていた。
いるま-感律者
光に照らされた焔影が、すっと近付く。
なつ-焔影
なつ-焔影
いるま-感律者
いるま-感律者
淡く、掠れた声。
焔影は少しだけ視線を逸らしたあと、苦笑して言った。
なつ-焔影
なつ-焔影
なつ-焔影
いるま-感律者
俺の中で、何かが揺れた。
__数年前。
洗脳の力が芽生えた日。
言葉一つで、教師はいるまを称賛し、友達は過剰な信頼を寄せた。
生徒
生徒
生徒
笑顔。
でもそれは、歪んでいた。
いるま-感律者
だが、誰にも言えなかった。
“俺”を作る力を持ってしまった時から、“本当の自分”は檻に閉じ込められた。
彼の感情は、自らの中に渦巻くように飢えていた。
『感情の契約:飢えが止まらない』
__誰かの思いを喰らわなければ、自分を保てない。
だからこそ、いるまは自分を“導く者”として装った。
“支配している”ようでいて、“孤独を避けていただけ”だった。
現在。
いるま-感律者
いるま-感律者
静かに呟く。
だが、次の言葉は出なかった。
出してしまえば、もう立っていられなくなりそうで。
すると、すちが笑顔で割って入る。
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
緑の髪が、風に揺れる。
すち-静緑ノ時
その言葉に、いるまの目が僅かに揺れた。
いるま-感律者
すち-静緑ノ時
どこまでも、軽やかで、真っ直ぐで。
自分と真逆な存在のはずなのに、何かが“響いた”。
焔影が手を差し出す。
なつ-焔影
なつ-焔影
いるま-感律者
ゆっくりと、いるまはその手を取った。
いるま-感律者
いるま-感律者
夜。
瓦礫の中で静かに燃える残り火。
彼ら6人の視線が、ひとつの方向を向き始める。
この世界の歪みに、何かが蠢いている。
その気配は、次第に確かな“影”を成しつつあった。
__“六面の影”。
かつて、こさめとなつが出会った、あの得体の知れない存在。
いるま-感律者
それを予感しながら、俺は静かに呟いた。
いるま-感律者
いるま-感律者
第3話・了
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡40
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