水野奈々
うあーい
水野奈々
れっつごー
水野奈々
どうしたの?
お母さん
私に気を使ってくれているのは嬉しいけど
お母さん
いいのよ?
水野奈々
いや、でもお父さんが…
お母さん
お父さんはたまにしか帰ってこないから大丈夫
水野奈々
でも…心配だし
お母さん
ううん、私は大丈夫よ
水野奈々
…お母さんは、私がいないほうが良かった?
お母さん
ううん、私はね
奈々が来てくれてとっても嬉しかったのよ
水野奈々
!…ほんと?
水野奈々(小六)
…
お父さん
奈々、この人は再婚相手だ
お父さん
この人は奈々のお母さんになるんだぞ
水野奈々(小六)
え、?あ、うんわかった!
お母さん
よろしくね
お母さん
私にも娘と息子がいるの
お母さん
あなたの妹と兄になるのよ
水野奈々(小六)
!ほんと!?妹!?兄!?
水野奈々(小六)
やったー!!!!
お母さん
笑仲良くしてあげてね
水野奈々(小六)
うん!もちろん!
お父さん
じゃあ、俺は仕事に行ってくるな
水野奈々(小六)
あ、うん!
水野奈々(小六)
いってらっしゃ~い!
お母さん
いってらっしゃい
水野奈々(小六)
フキフキ
お母さん
え?
水野奈々(小六)
…?
お母さん
貴方はやらなくていいのよ?
水野奈々(小六)
え、あ、いつもやっていたから…
お母さん
…
お母さん
そうなのね、でも大丈夫よ
お母さん
ありがとうね
水野奈々(小六)
…!うん!!
水野奈々(小六)
ギュッ
お母さん
!
水野奈々(小六)
“お母さん”ありがとう!
お母さん
…!こちらこそよ
奈々
お母さん
あのときは嬉しかったのよ
水野奈々
…お母さん
水野奈々
行ってもいいの?
お母さん
ええ、勿論
水野奈々
あ、ありがとう…
お母さん
“貴方の好きにしていいのよ”
水野奈々
!
その言葉が私の救いだった
水野奈々
私、いく
お母さん
そう
お母さん
離れていてもテレビで見るからね
水野奈々
帰ってきちゃうかもよ?笑
お母さん
もう!そんなこと言わない!笑
水野奈々
ごめんごめん笑
水野奈々
頑張るから
見ててよね
お母さん
うん、わかったわ
お母さん
戻りましょうか
水野奈々
うん…笑