きりやん
あれから俺はきんときをずっと探しては見たものの見つかることはなく、どこに居るのか検討もつかずに探し続けていた
そろそろ本当にどうしようかと悩んでいたところを、スマイルが帰るようで歩いてきていた
スマイル
そういえばここスマイルの家の近くだったな。と思いつつ事情を話すとスマイルははぁ?というような顔をした
スマイル
きりやん
スマイル
きりやん
スマイル
きりやん
きりやん
スマイル
きりやん
スマイルの話が全く分からないのはなぜだか分からなかったがまずは目の前にある問題を解決しようと飛んだ
そして、色んな場所を探し回ってから俺はそこへと辿り着いた
きりやん
きんとき
きりやん
入ってみると懐かしいな。と思うくらいにはスマイルの言ったことが理解出来た
そういえばここでよく遊んでいた気がする。そこで俺が山の急斜面から滑ろうとして転げ落ちて怪我をした
そしてそれをきんときが助けようとして巻き込み事故になってしまって後から安全に降りてきた4人に死ぬほど怒られた
帰られずに野宿することになって魚を採ったり山菜を採ったり、家もどきを作ってみたり
野宿と言っても本当に楽しくキャンプするような感覚で怪我の完治を待っていた
懐かしいなぁ。そう思った俺はきんときに思い出を話すのと同じように話をした
きりやん
きりやん
きんとき
きんとき
きりやん
きりやん
きりやん
なんでだろ。おかしいな…そんなことを考えながら俺はきんときにこんなことあったよな。と話をした
でも、きんときは終始それを曇った表情で俯きながら話を聞いているようだった
なんでだろうか…どうして?そんな事しか考えられなかったが思い出す楽しかった記憶が溢れ出して仕方がない
そして
不意に俺は口を止めることになる
きりやん
思い出した
俺は思い出してしまったんだ
きんときが黙っている理由はきっとこれのせい。このことを全部忘れてたのはきっとこれをきんときが隠したかったせい
そして、きんときはそんな俺の表情を見て何かを察したようだった
きんとき
きんとき
きんとき
きりやん
きんとき
きりやん
その一言で、俺は鮮明に思い出した記憶があった
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