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a@見る専
チョコ/∞(活動終了)
コメント
5件

病院内にある仮眠室にて仲良く川の字になって寝ている三人を夢から叩き起すように、青天の霹靂が如く鳴り響いた着信音。
猫 マンゴー
成瀬 力二
鳥野 ぎん
誰もが一度は思い描くような病院での怪奇現象を、成瀬とマンゴーも想像したのだ。
猫 マンゴー
成瀬 力二
猫 マンゴー
それが鳥野の電話ときた。
緊張が解けた二人は顔を見合せて吹き出した。
鳥野 ぎん
鳥野 ぎん
猫 マンゴー
鳥野 ぎん
鳥野 ぎん
成瀬 力二
鳥野 ぎん
鳥野はよりしっかり聞くためか、スピーカーにして音量を上げた。
成瀬 力二
鳥野 ぎん
鳥野 ぎん
鳥野 ぎん
早急にらだおの元へ行かなければ、と二人に声を掛けようと顔を上げた時には既に姿が見えなかった。
鳥野 ぎん
そして鳥野自身もらだおの病室へ向かった。
刺さったままの点滴針がらだおの腕を文字通りに引き裂き、もはや貫きそうになっている。
痛がっている反応をすれば相手の思うつぼだと、分かっているが耐えられない。
青井 らだお
?
?
ぐちゃ、ぐちゃ、とおよそ人体から発してはいけないような音が部屋中に響き渡る。
?
すると、病室に誰かが駆け込んできた。
成瀬 力二
?
?
?
?
?
激しい打撃音と共に、上に乗っかっていた二人分の重みが消えた。
成瀬 力二
青井 らだお
青井 らだお
安心できるはずなのに、一度怖気付いた身体ではそう簡単に震えは止められなかった。
成瀬 力二
成瀬 力二
らだおの事をぎゅうっと抱きしめ、宥める成瀬の背後で、最初に殴り飛ばされていた奴がゆらりと立ち上がるのが見えた。
銃口が成瀬を狙っているが、彼は気付いていないようだ。
青井 らだお
青井 らだお
恐怖で萎縮した身体はもはや声も発せなくなるほどに精神的ダメージを負っていた。
成瀬 力二
青井 らだお
どれだけ強く願っても身体に力は入らない。
青井 らだお
青井 らだお
青井 らだお
成瀬 力二
永遠にも思えたその瞬間はらだおの脳裏に深く深くこびりついていった。
青井 らだお
未だに心臓は荒々しく鼓動を繰り返している。
成瀬 力二
サイレンサー付きの銃声が静かに鳴り響いた瞬間、成瀬がらだおに覆い被さるように倒れ込んだ。
青井 らだお
こんな時、何もできない自分が憎い。
身体も満足に動かせない、その上今は声も出せず、仲間を助けることすら不可能だ。
青井 らだお
こんな俺を誰が必要とするもんか……
猫 マンゴー
青井 らだお
青井 らだお
予想もしなかった人物が、視界の端から登場した。
猫 マンゴー
青井 らだお
マンゴーが睨みつける目線の先で人が倒れているのが見えた。
青井 らだお
青井 らだお
心の声に呼応するように、成瀬がムクリと起き上がった。
成瀬 力二
青井 らだお
猫 マンゴー
成瀬 力二
成瀬 力二
らだおの両目から今にも零れ落ちそうなほど並々と溜まっている涙を拭った。
成瀬 力二
らだお背中を支えて身体を起こそうと促すが、ガクリと体制を崩してしまった。
青井 らだお
様子がおかしい。
少なくともこのベッド下へは自分で移動したはずだ。
それなのに、起き上がるだけでここまでの反応を見せるのはおかしいと成瀬は直感で感じた。
猫 マンゴー
成瀬 力二
漸くらだおの現状に気づいた成瀬とマンゴーは息を飲んだ。
成瀬 力二
見ているだけでも顔を歪ませずには居られないような酷い裂傷を右腕に負っていた。
成瀬 力二
らだおを起こす際に自らの手にべっとりと付いた血を眺めて目を疑った。
成瀬 力二
成瀬が鳥野の姿を探そうと見渡せば、丁度息を整えながら病室に入ってきたところだ。
鳥野 ぎん
遅れて駆けつけた鳥野の指示でらだおはベッドの上に戻った。
酷く痛む様子を見せたが、こればかりは仕方がない。
ただでさえ流血が多いのに、冷たいだけの床にそのまま倒れさせておく訳には行かなかった。
鳥野 ぎん
苦虫を噛み潰したような表情でらだおを診る。
鳥野 ぎん
青井 らだお
鳥野 ぎん
成瀬 力二
鳥野 ぎん
青井 らだお
鳥野 ぎん
鳥野 ぎん
鳥野 ぎん
鳥野 ぎん
成瀬によって吹っ飛ばされた当の本人達はマンゴーに拘束されていた。
鳥野 ぎん
鳥野 ぎん
鳥野 ぎん
青井 らだお
成瀬 力二
鳥野 ぎん
成瀬 力二
三人で今後の計画を練っていると、クイッと袖が引っ張られた。
成瀬 力二
今この状況で、らだおの言いたいことなんて考えなくてもわかる。
案の定、口パクで伝えられた言葉は「いきたくない」だ。
成瀬 力二
成瀬 力二
会話のキャッチボールをしつつ、鳥野はらだおの処置を。マンゴーと成瀬は犯人二人の護送準備をし始めた。
成瀬 力二
猫 マンゴー
先の戦いで再び露わになった成瀬の青紫色の腕があまりにも痛々しい。
鳥野 ぎん
鳥野 ぎん
成瀬 力二
鳥野 ぎん
成瀬 力二
鳥野 ぎん
成瀬 力二
鳥野 ぎん
成瀬 力二
鳥野 ぎん
結局、処置が終わり、やっとのことで眠りについたらだおを担架に乗せ、マンゴーが二人共を抱え、警察署に向かうことになった。