テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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多分TRPG二次創作

第6話 - こんな感情消えてしまえ(4人の令嬢と執事たち)

2025年02月03日

#コメントが主食

#たぐ？あぁあれ意外とまずかったよ

#TRPG

#我々だ

#mzyb

わたがし@イケメンになりたい

いやー

4人の令嬢と執事たち見たんですけど

素晴らしかったですねッ…！！！

俺最近なな湖さんととりっぴぃ推しになりつつあるからな

なな湖さんの令嬢RPもとりっぴぃの執事RPもすこ

綾小路(執事) 北園の専属執事北園にかつての恋人を殺されたことを恨んでいる

北園(令嬢) 傲慢で高飛車な令嬢殺したことはとっくに忘れている

北園

このあたくし様が！

気に入らない

北園

こら、鳥の字！

憎い

北園

うちの執事は優秀ですのよ！？仕事はとてもできますのよ！？

北園

ただ、漢字がただただ弱いだけなの！

大嫌い

この性悪女は隙だらけに見えて隙が無い

私はいつまで従順な執事の仮面を被らなければならない？

北園

鳥の字鳥の字！

綾小路

はいお嬢様、なんでございましょう

北園

ただ呼んだだけですわ！

綾小路

…さようでございますか

私はおまえが嫌いなんだ

大嫌いなんだよ

だから、だから＿＿

綾小路

はい、旦那様

おまえを娘の専属執事に任命する

綾小路

……、！

ようやく

ようやくだ

今まで、あの女の専属執事になるために血を吐くような努力を重ねてきた

それがようやく旦那様に認められたんだ

全てはあの女に復讐するために

なんだ、不満か？

綾小路

そ、そんな滅相も無い！

綾小路

とても、とても誇らしいです

綾小路

謹んでお受けいたします！

専属執事はただの召使いとは給金が比べ物にならない

とりあえず稼いで、良いタイミングで殺そう

そんなことを考えつつ、お嬢様の寝室へ向かった

北園

…あなたが新しい執事？

綾小路

はい、綾小路と申します

綾小路

本日からお嬢様の専属執事を務めさせていただきます

北園

あら、そう

グリングリンの縦ロールを揺らし

ほのかに香水の香りを漂わせた彼女…北園家の令嬢

端整だが鋭い黄緑色の瞳は値踏みするように私を捕えている

北園

それじゃ、さっそくなのだけれど鳥の字

北園

髪をとかしてくださるかしら

綾小路

ぇ、？

綾小路

あ、かしこまりました

綾小路

失礼いたします

なんだ、鳥の字って…

まぁ良いか、この女に名前を呼ばれるなんて嫌で嫌でしょうがなかったし

ドレッサーの前に座る彼女の髪に触れ、ブラシでとかす

瞳と同じ色の髪は、よく手入れされているのかサラサラだ

綾小路

お嬢様の御髪はとてもお美しい

北園

ふふ、でしょう？

北園

これでも美しさを維持するために努力していますのよ

綾小路

さすが北園家のご令嬢です

北園

ええ…それもあるけれど

北園

とある殿方が…好きでしてね

北園

美しくないと眼中にも入れないでしょう？

鏡に映ったお嬢様の顔は寂し気に微笑んでいる

思いを寄せる人がいるのか

まぁ、私には関係ないな

綾小路

お嬢様にも思いを寄せる方がいらっしゃるんですね

北園

あら、「も」ということは鳥の字にもそういう方がいるの？

綾小路

まぁ…いないといえば嘘になりますかね

綾小路

私も人間ですから

北園

あらぁ、いつかどんな方なのか聞いてみたいですわね！

鏡に映る彼女の顔がいたずらな笑顔に変わる

綾小路

……、

綾小路

そうですね、機会がありましたら

北園

ふふ、楽しみにしていますわよ

違う

こんな女に

一瞬でも胸が高鳴ってしまっただなんて

そんなことあるはずがない

あっていいはずがない

私が愛するのは、あの人だけなのだから

綾小路

どうですかお嬢様、目当ての本は見つかりましたか？

北園

ええ、見つかりはしたのだけれど…

北園

…位置が高い、のよね

その日は、図書室に居た

お嬢様が届かないところにある本を引き出す

私は高身長なほうなので、こういう時は楽だ

北園

…よし！

北園

あたくし様は勉強を始めますわ！

北園

鳥の字も何か読んで良くってよ

北園

選び終えたらあたくし様の隣に座りなさいね？

綾小路

かしこまりました

お嬢様が座った場所を確認したら、私も本を見る

…あ、これとか面白そう

本を数冊手に取るとお嬢様の隣の席に座った

活字を読むときにかける眼鏡を取り出す

綾小路

……、

北園

鳥の字、鳥の字

綾小路

ぁ、なんでございましょうお嬢様

読み始めて少し経つと、お嬢様に呼ばれた

顔を上げると、ほんのページを見せてきた

北園

この字、なんて読みますの？

どうやら漢字の読み方を教えてほしいらしい

綾小路

……、

私は凍り付いた

…漢字は、苦手なのだ

北園

…鳥の字？

綾小路

も、申し訳ございません

北園

え？

綾小路

私、漢字にとても弱く…

綾小路

わかりません、申し訳ございません

北園

……、

立ち上がって頭を下げる

この女のことだ

どうせこれだけで機嫌を悪くして俺をクビにするだろう

これからどうやって近づくか…

北園

……くふっ

少しこらえるような笑い声が聞こえた

と思えば、頭に温かい感触

撫でられている、と理解するのにそう時間はかからなかった

北園

あたくし様ね、鳥の字のこと完璧超人だと思っていましたの

北園

でも、そう、漢字が苦手ですのね

北園

なんだかあたくし様、安心しちゃいましたわ

頭上からくすくすという上品な笑い声が聞こえる

北園

ほら、顔をお上げなさいな

綾小路

ぁ、あの、クビとかは…

北園

クビ？有能な貴方を解雇するはずありませんでしょう？

北園

貴方がいなくなれば北園家の損失でしてよ

そう言ってにっこりと笑うお嬢様

その顔に少しでも見惚れてしまっただなんて

認めたくなかった

時は飛んで今

お嬢様は部屋にこもっている

思いを寄せていた方に振られてしまった…らしい

これはチャンスだ

慰めるふりをして近づいて殺してしまおう

綾小路

…お嬢様

北園

…入りなさい

涙声での許可が降りたので扉を開けて部屋に入る

そこにいたのは、ベッドの上で膝を抱えて座るお嬢様の姿だった

俯いていて顔は良く見えない

でも、泣いていることは確かだった

綾小路

お嬢様、近くに行っても？

北園

…来て

北園

あたくし様のこと、慰めなさいよ

ゆっくりと近づいていく

そして彼女の前に跪いた

綾小路

お嬢様、私にはお嬢様が負った心の傷がどれほど深いものなのかわかりません

綾小路

きっとはかりしれないほど深いのでしょう

綾小路

それだけは、わかります

綾小路

…顔を、上げてくださいますか？

お嬢様が涙に濡れた顔をこちらに向ける

私は彼女に柔らかい笑みを向け…

北園

＿＿ッ！？

隠し持っていたロープで彼女の首を絞めた

お嬢様は口をはくはくと開閉しもがいている

私は武道の心得も少しあるため、ベッドに押し付け締め続ける

やがて、動かなくなった

綾小路

はぁっ…はぁっ…

綾小路

は、あはは

笑いが込み上げてくる

綾小路

あははっ、はは、あははっ！

声をあげて笑った

今は旦那様も奥様も寝てらっしゃる

誰にもバレない

綾小路

あは、は…(ぐす、)

綾小路

あ、れ？私、なんで泣いて…？

とめどなくあふれてくる涙に戸惑う

私はどうして泣いているんだ

やっと復讐に成功したのに

それに、この奥底から這い上がってくる虚無感はなんだ？

長年の願いがかなったんだ

あの人の仇を打てたんだぞ

虚無感どころか、満たされているはず…

綾小路

みた、されて…

この気持ちの正体に気づきたくない

気づけば、私が私でなくなりそうで

しばらくは呆然としながら涙を流し続けた

気に入らない

憎い

大嫌い

そんな気持ちが、別の何かに変わっていく

辛い

哀しい

寂しい

知らない

知らない、知らない

知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない知らない

こんな気持ち、知らない

やだ

気持ち悪い

消えてしまえ

消えてしまえ…！

ラストさんざん悩んでこれっていうね

うーん、なんだこれ☆

多分TRPG二次創作

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あぁ....鳥の字... このcp好きだから、鳥の秘匿見た時結構ショックだったんだよな〜、なな湖さんと、とりっぴぃのcpは良い!!!!

わたがし@イケメンになりたい

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