テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
芙月みひろ
83
bouton
782
75
アルラ・マンニュ
アルラが疑問符を投げた。 先程までの軽い笑みを浮かべたまま、ウラノスとプナアを交互に見る。
プナア・ブルーブロック
ウラノス
ヴァローナ
間髪入れずに否定する。
ウラノス
ヴァローナ
ヴァローナの口がへの字に曲がる。 先程まで告白を断っていた時とは、また違う。 明らかに機嫌を損ねた様子に、騒ぎを眺めていた野次馬たちの耳が一斉にこちらへ傾いた。
アルラ・マンニュ
ヴァローナ
ぴしゃりと切り捨てる。
ウラノス
ヴァローナ
ヴァローナは書類を抱え直し、ふいと顔を背けた。
ツルギ・マドカ
頑なに話さないヴァローナを横に、今度はマドカが踏み込んだ。 これ以上本人に聞いても答えないと判断したのだろう。 真っ直ぐウラノスへ問いを向ける。
ウラノス
えぇーーーー!!??
まさかの関係性に食堂が揺れた。 椅子を引く音。 食器を置く音。 遠くの席から身を乗り出す生徒までいる。
ヴァローナ
周囲の反応に耐えきれず、ヴァローナが声を張る。
プナア・ブルーブロック
ウラノス
意外な援護に、ウラノスが目を瞬いた。 プナアは静かに一歩前へ出る。
プナア・ブルーブロック
ヴァローナ
さすがのヴァローナも僅かに身を引いた。 何故そこまで念を押されているのか。 まるで理解していない顔で、首を傾げる。
ウラノス
ウラノスは察して呟く。 一瞬。 食堂の空気が止まった。 プナアは何も言わない。 ヴァローナだけが、未だ理由を理解していない。 周囲の野次馬たちは、プナアの真剣な横顔と、きょとんとしたヴァローナを見比べる。
アルラ・マンニュ
誰かが小さく呟いた。 野次馬も察して言葉を飲んだ。
コメント
1件
プナア先生の「ねぇ?ヴァローナさん??」って最後の念押し、めっちゃ切ない……認めたくないけど認めさせられてるみたいで胸が締め付けられました。ヴァローナが「先に居なくなったのは彼の方」って言うときの口調に、ほんとはまだ引きずってる感じが滲んでて。そういう複雑な関係性を会話だけで見せてくるところ、さすがだなって思いました。次が気になります。