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～あらすじ～
急に話が展開していった前回。
翔の最期の言葉を目の当たりに、
優香どう行動するのか.....？
そして悠里の心情は？
先が読めない殺人ゲーム
いざ、開幕.......
野乃崎 優香
おはようございます
神崎 悠里
おはようございます
野乃崎 優香
翔はもういないんだよね
神崎 悠里
優香....
野乃崎 優香
私、ちゃんと伝えられなかった。
神崎 悠里
そんなことどうだっていいだろ？
野乃崎 優香
ううん。最期の最期まで翔に頼っちゃったのが悔しいの。
野乃崎 優香
翔は、凄くいい人で、それで、
神崎 悠里
優香、いい加減にしろよ
野乃崎 優香
何でよっ！悠里にはこの気持ち分からないんでしょう？
神崎 悠里
.......
野乃崎 優香
ねぇ？
神崎 悠里
分かるよ
野乃崎 優香
は？
神崎 悠里
俺にだって、大好きな妹がいた。
神崎 悠里
俺はずっとずっと、一緒に居たかった。
神崎 悠里
周りにロリコンっていくら言われようと、俺はアイツといる時間が何より楽しかった。
神崎 悠里
でも、あの日から日常は変わったんだ。
神崎 悠里
遠足の日、バスがスリップして
神崎 悠里
それで、
神崎 悠里
雪も降ってるっつーのに夏のタイヤのまんま走ったのがいけなかったんだ
神崎 悠里
なのにバス会社からの謝罪もなければ慰謝料だってない。
神崎 悠里
俺は、人を好きになる気持ちを知ってしまったから辛かったんだ。
神崎 悠里
だから、もう人は好きにならない。
神崎 悠里
そう決めたのに....
野乃崎 優香
悠里、
野乃崎 優香
ごめん、私が悪かった。
野乃崎 優香
でも、決めた『のに』って、、、？
神崎 悠里
、、、
神崎 悠里
優香は何処と無く
神崎 悠里
彩花に似てるんだ。
野乃崎 優香
彩花って、、、？
神崎 悠里
妹だよ。
神崎 悠里
さやか。
神崎 悠里
俺は彩花にそっくりな野乃崎が好きだった。
神崎 悠里
でも、野乃崎は所沢だもんな。
神崎 悠里
やっぱ、人なんて好きになるもんじゃねーや。
野乃崎 優香
悠里っ！やめてよ
野乃崎 優香
私だって悠里が好きだったんだよ？
神崎 悠里
なに言ってるんだよ、無理なんてしなくていい
野乃崎 優香
好き『だった』
野乃崎 優香
過去形。
野乃崎 優香
好きだったけど、、、
野乃崎 優香
悠里がモテモテになってから、近づけなくて
野乃崎 優香
そんなとき翔はずっと近くにいてくれた。
野乃崎 優香
悠里の良いところ、何処がカッコいいとか、たまに目が合うとか。
野乃崎 優香
そんな些細なことを報告して。
野乃崎 優香
それを一緒に喜んで。
野乃崎 優香
気付いたら、翔を好きになってたの。
野乃崎 優香
私に悠里は不釣り合い。
野乃崎 優香
高嶺の花だって分かってたから。
野乃崎 優香
諦め反面、共感してくれる翔が好きだった。
神崎 悠里
俺が悪いって言いてぇのかよ
野乃崎 優香
そんなことない
野乃崎 優香
悠里は悪くなんかないよ
野乃崎 優香
翔が良かったの
神崎 悠里
そんなこと....
野乃崎 優香
何よ
？？？
話に割り込んで申し訳ございません。
？？？
これからゲームを開始します。今回で決着、となりますので、
？？？
投票はございません。
？？？
ですので 亡くなった、それぞれの皆様が、最期に残したメッセージに判断を委ねます。
野乃崎 優香
メッセージ？
？？？
はい。処分された皆様は亡くなる前に、好きなだけ遺言を言わせてから処分しました。
？？？
そのメッセージになにか隠されているかもしれませんね。
野乃崎 優香
遺言なんて読みたくない、
神崎 悠里
俺は読むよ。だって、明莉とかやばそうだし
野乃崎 優香
明莉は明莉よ。
野乃崎 優香
結菜なんて、私を嫌ってる、
神崎 悠里
まぁともかく、
神崎 悠里
読んでみよう
野乃崎 優香
.....
野乃崎 優香
うん。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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