Episode3 再開
pr
…え?
まぁ、そうなるよね(笑)
クスクス笑ってイケメンが俺と目を合わせる。
…なんか、知ってるの?ニュースでも見た?
…嫌、笑ってるけど、何処か探るみたいな目をしてる。
pr
…mzって、白黒ハーフカラーの…?
そうそう。…あったことあったりする?
pr
…うん
mz。
俺が見捨てた人。俺が居ればああならなかった人。
どこまでも不幸な人。
ふわぁ〜、やっと終わった…
pr
…ずっと寝てた癖に…?
俺も全く集中出来なかったけど。
それは言わない約束じゃん?
pr
してない…
………
…ねぇ、mzのこと知ってるんだよね?
pr
…うん。
静寂を打ち破った言葉は
…会ってみてくれない?
俺の想像の三倍ヤバイものだった。
じゃ、面会許可貰ってくるね
pr
うん
本当に来てしまった…
さっきから俺も引っ張っていく
イケメンの名前は“ak”と言って、
どうやらmzとは意外と仲がいいらしい。
俺の知ってるmzはコミュ力が弱いから
ほんとに仲良かったのかは謎だけど。
ak
prちゃ〜ん、行こー
pr
わかった
ちなみに、俺のあだ名はakの中で
“prちゃん”に定着したようだった
mzも読んでたあだ名だから
あまり変な感じはしなかった。
…嫌、嘘。全然変だった
mzと離れてから今まで、
人との関わりを最低限にシャットアウトしてたから
あだ名…もはや“prちゃん”で呼ばれるのに
どうしても抵抗感があった。
多分、今までmzにしか言われてこなかったし
そのmzも見捨ててしまったから。
ak
(コンコン
??
誰?
pr
…
懐かしいけど悲しい声に
俺の体の全細胞が震え上がった。
ak
ak!入っていいー?
??
ん…、いいよ
akは戸に手をかけて
意味有りげに、俺に振り返った
ak
じゃ、行こっか
pr
…うん。
ガラガラ
ak
mzー
mz
あれ、一人?珍しい
ak
一人じゃないよ?
pr
…mz?
なんていえばいいのか、分からなかった。
でも、久しぶりに吐く名前に
なんだか新鮮味を感じた。
mz
…prちゃん?
NEXT…♡150 (要求多くてごめん 行かなかったら投稿しません ストック作っておきます)







