あの日

ー美優咲の部屋ー

咲希は、夏休みの真っ只中。

それに、中学3年生。 受験生と呼ばれる学年になっていた。

2学期始まりまで残り14日。 咲希はまだ宿題が終わっていない。

私がスマホをいじっているのを見たママは怒ったのか、ドアを思いっきり大きな音を立てて閉めた

ドンッ

宿題をやっていないことが頭に来たのだろうか

殴られるのかなぁと 私は思った

ガンッ

ママは私の胸ぐらを掴んで 背中をドアに叩き付けた

その後も一方的に言われ

ボゴッ

ドンッ

ついには人形を蹴り始めたのだ

ボンッ

人形達は次々に咲希へと飛んでくる

……

…………

ー″あの日″からしばらくたった日ー

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″あの日″から少したった頃

私は警察へ行った。

全てを打ち明けるために。

警察署

警察官は女性で、 とても優しい方だった

今までのことを 吐き出すように

私は全てを話した。

もう、後悔しない為にも。

ーそれから2年後ー

私は高校2年生になり、お父さんとも仲良く過ごしていた。

買い物の途中だった私達は、駆け足で家に帰った

あとは玄関の扉を開けるだけ…

ガチャガチャ

その時 後ろに誰かがいる気配が

トントン

肩を叩かれた

恐る恐る振り向くとそこには…

ふふふ…こんにちはぁ…

❦ℯꫛᎴ❧