奏太
これは
奏太
とある日の帰り道
奏太
タクシーの運転手さんに聞いた話です
運転手
どこまで行かれますか?
奏太
ここまででお願いします
運転手
はい
奏太
なんか怖い話とかありますか?
運転手
あぁ、ありますよ
運転手
ある日
運転手
友達と心霊スポットに行ったんです
運転手
まだ若かったもんですからね
心霊スポットに行っている途中に友達の具合が悪くなったんです
運転手 (18)
おい、大丈夫か?
運転手の友達
ごめん、ちょっと
運転手の友達
やばそうだわ
運転手 (18)
今日は帰るか?
運転手の友達
ごめん、そうするわ
途中で帰ることになりました。
運転手 (18)
もう遅いし寝よう
運転手 (18)
あれ?
運転手 (18)
ここは
運転手 (18)
あ、電車が来た
運転手 (18)
ここがどこかも分からないし
運転手 (18)
とりあえず乗ればどこかわかるでしょ
結月
だめ
運転手 (18)
え?
運転手 (18)
なんで死んだ妹が?
そうか、夢か
運転手 (18)
大丈夫だ結月も一緒に乗ろう
結月(妹)
だめ
結月(妹)
いっちゃだめ
運転手 (18)
大丈夫だお兄ちゃんが一緒だぞ
結月(妹)
だめ!
妹が急に大声をだしたんです
運転手 (18)
はっ!
目が覚めました
運転手 (18)
あれ?
運転手 (18)
なんで外?
運転手
なぜか
運転手
ベランダの柵に足をまたいでいました
運転手
あのとき
運転手
妹が止めてくれなかったら
どうなっていたんでしょうね