颯
此処は何処だ?
何故こんな場所に
俺はいるんだ!
何故こんな場所に
俺はいるんだ!
死後の案内人
ようこそ、死後の世界へ!
貴方の死はとても名誉です!
貴方の死はとても名誉です!
颯
貴方は一体誰なんですか?
俺は何故此処にいるんだ?
俺は何故此処にいるんだ?
死後の案内人
私は死後の案内人です!
貴方の死は名誉ある事です!
何故なら貴方は自然災害から
89人の人間を避難誘導し、
その命、全てを救ったからです!
貴方の死は名誉ある事です!
何故なら貴方は自然災害から
89人の人間を避難誘導し、
その命、全てを救ったからです!
颯
じゃあ、何故、俺は何も
憶えていないんだ?
憶えていないんだ?
死後の案内人
それは名誉ある死を貴方は選び、
自身を犠牲にして死んだからです!
自身を犠牲にして死んだからです!
颯
その名誉ある死とは本当に
俺が選んだのか?
俺が選んだのか?
死後の案内人
貴方の死は名誉ある死、
間違いは一切ありません!
何故なら貴方は自身が犠牲に
なり、後に残った家族や
大切な人を置き去りして、
自身だけ先にあの世へやって
来たからです!
間違いは一切ありません!
何故なら貴方は自身が犠牲に
なり、後に残った家族や
大切な人を置き去りして、
自身だけ先にあの世へやって
来たからです!
颯
確か、家族は俺の妻がいて、
子供は男の子と女の子が、
合わせて二人いた!
子供は男の子と女の子が、
合わせて二人いた!
死後の案内人
そうです!
貴方はその家族でさえ、
生きて守ることの責務を
果たせませんでした!
故に死と名誉があり、
貴方は忘れる定めが
課せられました!
貴方は地獄へは行きません!
しかし天国へも行きません!
この死後の世界で魂が浄化され、
再び生を授かることでしょう!
その時はきちんと自身の大切な
人だけでも生きて守ってください!
貴方はその家族でさえ、
生きて守ることの責務を
果たせませんでした!
故に死と名誉があり、
貴方は忘れる定めが
課せられました!
貴方は地獄へは行きません!
しかし天国へも行きません!
この死後の世界で魂が浄化され、
再び生を授かることでしょう!
その時はきちんと自身の大切な
人だけでも生きて守ってください!
颯
うっううぅぅ、、、
今、思い出した!
大切な家族の笑顔や
沢山の思い出を思い出した!
今、俺は本当に悲しい!
また、やり直したい!
今、思い出した!
大切な家族の笑顔や
沢山の思い出を思い出した!
今、俺は本当に悲しい!
また、やり直したい!
死後の案内人
大丈夫です!
人はいつか死ぬのが定め!
貴方は新しい生を授かる!
新しい人生を送れます!
次の人生は死と名誉を選ぶ
のではなく、生と守るべき者たち
を大切にしてください!
人はいつか死ぬのが定め!
貴方は新しい生を授かる!
新しい人生を送れます!
次の人生は死と名誉を選ぶ
のではなく、生と守るべき者たち
を大切にしてください!
颯
ごめんな、皆んな、俺は、
俺は、ただ目の前の人たちを
見捨てることは出来なかった!
俺は、ただ目の前の人たちを
見捨てることは出来なかった!
死後の案内人
さあ、目を閉じて!
貴方の魂を浄化して、
再び再生へと導きます!
貴方の魂を浄化して、
再び再生へと導きます!
颯
俺は目を閉じると
深い深い闇の底へ
落ちてゆく!
「全てを忘れて、
新しい人生を!」
声が聞こえ、俺は
眠りに着いた!
深い深い闇の底へ
落ちてゆく!
「全てを忘れて、
新しい人生を!」
声が聞こえ、俺は
眠りに着いた!






