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声と音色に魅了して

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声と音色に魅了して

3 - 第3話 『阿吽のビーツ』はお一人で?

♥

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2021年11月02日

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こんなのじゃ…ダメ!

何度も何度も作り直す。

あの人に届くためなら何度でも書き直した。

でも、昔から変わらないボキャブラリー、

諦めるように体をベットに投げ捨てた。

耳の中に流れ続ける曲の数々。

優しく暖かい歌、

悲しく静かな歌、

苦しく、喚く歌。

沢山ある中で、私は人にどんな感情を持たせられる…?

考えろ…考え…ろ…

何も無い夜中の時間。

メンバーの数人が悪い子配信みたいなことをしてるのに対し、

俺はボーッと端末を弄る。

あの時みたいな驚きを、刺激が欲しかった。

すごいっておもえるような、見入ってしまうような感覚を

違う。

俺が求めてるものってなんなのかわかんない。

うり

っ…ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙

通知音をかき消すように大きく息を吐き出す。

思えば、あの子の通知を待ってるのかもしれない。

やっと来た通知に飛びつくように見に行く。

そこに書かれていたのは、その子がいかにも作りそうな、優しい悲しい歌詞だった。

次に流れてきたのは、彼女の声だけが流れる動画。

今回も、優しく悲しい声に魅了されて行く。

うり

…〜♪、〜〜

次第に口ずさむ音楽。

小さな声に動かされた俺の心は、優しいビ-トを刻んでいた。

それはまるで、2人で歌っている気分で、

そばにいてくれてる気分で、

ずっとこうやっていたい。

とても嬉しかった。

どうしたら出来るだろうか…

出来ることなら、出会いたい。

どんな形であっても、俺は、あの子のそばに…

愛されたいのは…──

愛してたいのは…──

頭を掻きむしるようにもがく。

照れくさくてどうにかなりそうだ。

部屋に、赤面した俺が1人。

ただ端末を眺めていた。

はい、どうもこんにちは。
うりは案外寂しがりだったり…

うり

さぁ、どうだろうねっ!

妙に食い付きがいいな…

うり

うるさーい!w

なにか隠してますね。

皆様、毎度♡とコメントありがとうございます
これからも自分のペースで頑張ります。
リクエストは募集中です。

それではまたどこかで

シオン

おつぴち

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