『初コメ失礼します! 声がかっこよくて素敵です! これからも応援しています!』
シオン
無理だ。こんなのコメントできないと、今書いた全てのコメントを削除する。
こんなのじゃみんなと全く同じだ。
同じ反応したって、見てもらえるわけが無いのだ。
まぁ、不思議な反応しても見られるわけないか…
彼のTwitterのDMはフォローされてない限り入ることが出来ない。
なら、声をかけるならコメントでしかないと判断して行動に移してみた私だったが、これが全くできない。
いつも出来る人はホントすごいなと尊敬するほどに。
なんと言っても、反応したとしても無視されたり他の人に見られるのが嫌だ。
不思議と恥ずかしい気分になる。
ウゥ-、どうしようと悩んで頭を抱え込んでいた矢先、1つのコメントで端末が着いた。
瓜…うり…?
あの人と同じ名前…。
引かれるようにコメントをみた。
誰にも見られないようにする為か、反応したツイ-トは随分昔のものだった。
うり
瓜の招待は俺。
誰にも気づかれず、彼女に近づこうと考えた結果裏垢を早急に作り昔のツイ-トにコメントしたのだ。
お願い!届いてくれ!っと願いつつコメントしたのは言いものの、本当に気づいてくれるのだろうか…
来た!とがっつくように反応してしまった。
内容を読んでいると、地味に誤字していて吹き出す。
『かわいい…』
なんて思ってしまえば、何考えてんだっとかき消した。
ウア-!誤字してる!
なんて後悔してももう遅い。
あれから数回コメントし合って、なんとかDMまで来ることが出来た。
シオン
うり
うり
少し疑い深い所もあるが、今のところ信じることにした。
シオン
うり
………??
困惑して返信が書けなくなる。
うり
うり
困惑が続く。
そして、疑いが深くなる。
読み直してやっと頭が動いた。
シオン
シオン
私の声だけが、少し大きめに響き渡った。
近所迷惑にならないといいのだが…
主
シオン
主
主
うり
主
うり
主
主
コメント
1件
続き楽しみです! 頑張ってください!