電車の中
………なんで、
なんで、
tz
pn
俺………tzは仕事の関係で京都に 行く途中だ
そして、俺の隣にいる旧友人…… pnを呪っていた
tz
tz
まあ、知らない人のふりをしとけば いいだけだ
いいだけ………
pn
pn
pn
pn
tz
その歌…………
久しぶりのpnの歌声に涙が出そうに なった
その涙が分からないように、 窓の外を見る
pn
tz
tz
鼻歌で最後の部分を歌う
まあ、聞こえないようにね
pn
窓に反射して見えるpnは なんと涙を流していた
pn
pn
pn
流石に見ていられなくなってきた
tz
tz
と、ハンカチを握らせる
pn
pn
俺は背中を擦ってあげた
なんとなく、俺もpnの気持ちがわかる ような気がしたから
pn
暫くpnは咽び泣いた
pn
tz
暫くした後、pnは喋れる位に 落ち着いた
pn
tz
tz
pn
pn
tz
tz
pn
tz
tz
pn
危ない、危ない、 危うく『pn』って呼ぶところだった
tz
pn
tz
pn
tz
pn
知ってるよ………
tz
pn
そこでpnは色々なことを教えてくれた
まあ、全部知ってるんだけどね
tz
pn
tz
pn
tz
pn
tz
pn
pn
いっぱい行ったことあるだろ……? 俺達と一緒に
tz
pn
tz
pn
tz
ふと、今日の日付を思い出す
そっか、今日は『あの日』の 1日前だ
tz
pn
pn
tz
tz
pnは両手を挙げ叫んでいた
京都でこんなことしてる奴、 pnしかいないだろ………
tz
pn
そう、なんやかんやでpnが迷子になり 着いた頃には夕日が差し掛かっていたのだった
tz
pn
tz
pn
tz
pn
tz
tz
pn
tz
そんなかったるいやり取りを 話せるようになった
ただ、解散する前より、少し距離が ある気がする
tz
pn
tz
tz
pn
今のうち、喋れる時に喋っておかないと
ここまで来たんだから
tz
pn
俺………pnは、旅仲間……まあ、名前は 知らない男の人に手を引っ張られていた
これは、どこに向かっているんだろう?
てか、さっき言ってた 『忘れちゃうでしょ?』 って、どういう意味だ?
pn
バシッ と手を振り払う
pn
tz
tz
pn
すると男の人は悲しそうな、けど、 笑っている顔をする
tz
pn
そこは、とある交差点だった
tz
ズキッ
pn
tzの言葉を合図のように 激しい頭痛が起こった
pn
けど、なんでだろう? いつもの頭痛とは違う、
終わりが見えない頭痛だ
ズキッ ズキッ
pn
苦しくてすかさず抱え込む
けれど、tzは助けてくれない
『tz』?
pn
違う、誰?じゃない、
俺等は仲間だったんだ
すると、様々な見たことない記憶が 頭のなかを駆け巡る
pn
kn
sn
tz
pn
pn
sn
なんだ?この思い出………?
pn
sn
tz
kn
kn
pn
知らない、
pn
sn
kn
tz
pn
sn
kn
知らない、
いや、もうどこかで失った記憶だって 分かってるんだ
けど、
そうだ
pn
そこには血を流しているsn君がいた
遠くでサイレンの音が鳴っている
pn
思い出した
事故に遭ったのは俺じゃない
sn君だ
俺は思い出しながら意識を失った
次回:事故
コメント
2件
めっちゃ、いいお話ですね!続きが気になります!!