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ネオン
ネオン
ネオン
あっきぃ
もう何も感じない
辛くない苦しくもない
こんなに楽になれるなら早くこっちに来ればよかった
俺がこんなんになっても助けは来ない
「俺」の言う通りだな
…子、
お…子
王子!
あっきぃ
誰かに呼ばれる
ゆっくりと振り返る
するとそこには俺の仲間がいた
王子が俺らの方を振り向いた
その表情からは毒素が抜けていた
それと同時に希望も抜けていた
王子は漆黒に染まっていた
あっきぃ
王子の話し方にどこか幼さを感じる
あっと
あっきぃ
王子はまるで興味がないのか前髪を触っている
ぷりっつ
ぷりっつ
あっきぃ
もうどうでもいいと言う様子で言い放つ
ちぐさくん
けちゃ
あっきぃ
あっきぃ
感情が抜けた漆黒を宿した瞳に苛立ちを現す
まぜ太
あっと
あっと
まぜ太
「あっきぃ」と話してるんだよ!
ハッとする
あっと
あっきぃ
ちぐさくん
けちゃ
あっきぃ
俺らに背を向けて漆黒に消えようとする王子に
ぷりっつ
ぷりっつが引き留める
あっきぃ
明らかに機嫌が悪そうに片目をぐにゃっと汚く細める
ぷりっつ
あっきぃ
まぜ太
あっきぃ
けちゃ
あぁ、そう言うことか
王子は…いや、「あっきぃ」は
「王子」の仮面をつけているだけの
年相応の
幼い青年なんだ
ネオン
ネオン
ネオン
ネオン