主
僕は走った。とにかく走った。 そしたら、てるちゃんが見えた。
まひとくん
てるちゃんの首にナイフを当てるソイツは、動揺していて僕に気づいていなかった。
ナイフを持つ手が小刻みに震えている。
まひとくん
まひとくん
モブ
まひとくん
まひとくん
相手が安心したような顔をする。 許すわけないだろ。
まひとくん
モブ
まひとくん
彼の引きつった顔を見ながら、ナイフを弾く。 カランカラン、と音を立ててナイフが転がった。
まひとくん
軽い言葉で彼のお腹を蹴る。
モブ
まひとくん
続けて上から押しつぶすと、かえるみたいな声を出した。
まひとくん
まひとくん
モブ
ずっと、ずっと蹴り続けていると相手の声が聞こえなくなった。 意識を失ったんだ。
まひとくん
床に転がったナイフを拾い上げて相手に向ける。
勢いよく刺そうとした瞬間
てるとくん
まひとくん
てるちゃんが僕を押し倒した。
まひとくん
てるとくん
まひとくん
てるとくん
まひとくん
てるとくん
まひとくん
てるとくん
まひとくん
てるとくん
まひとくん
てるとくん
まひとくん
てるとくん
まひとくん
てるとくん
まひとくん
てるとくん
まひとくん
てるちゃんに布で目隠しをしてあげて、耳を防がせる。
ソイツに近寄って、足をしっかりと、折った。
これでもう、戦えない。
ばぁう
しゆん
ゆきむら。
ばぁう
しゆん
まひとくん
ゆきむら。
そうま
そまちゃがてるちゃんに近寄って目隠しを取る。
そうま
ばぁう
しゆん
ゆきむら。
そうま
まひとくん
そうま
まひとくん
ばぁう
まひとくん
しゆん
僕達の平和な笑い声が響く。 てるちゃんが微かに笑った気がした。
コメント
8件
助かって良かった~(つд;*)僕めっちゃ力んで見てたんやがw