少し埃っぽいが、 当時のまま、綺麗に残っている 廃墟になったお城がある。 濮はそこに毎日のように足を運ぶ "彼"が居るから。
hr
藤士郎。
gn
!
此方に気付けば、軽く微笑む 彼はここで独りでよく踊っている。
gn
晴く~ん!
hr
今日も踊り上手だったよ。
gn
ふふ、ありがとう。
彼はきっと人間ではない
いつ来ても、濮が先になることは無い 深夜でも、早朝でも、昼間でも 彼はずっとここにいる
hr
藤士郎
gn
どうしたの?
hr
藤士郎って、何時にここに来てるの?
gn
ずっとここに居るよ
hr
…そっか。
今日は彼は大広間ではなく バルコニーに居た。
hr
藤士郎!
gn
…!
gn
また来たの?
gn
懲りないね。
hr
うん
hr
だって
hr
濮達、ずっと"友達"なんでしょ?
gn
違うよ
hr
…え?
gn
君はいつか"年をとる"
gn
濮と違って。
gn
だから、"死人"と"人間"は_
hr
分かってるよ。
hr
だから濮、
もう歳をとらないことにしたんだ
gn
…え??
hr
藤士郎
hr
これで濮達、
"ずっとトモダチ"だよね
gn
___ッ!
Q,人間と死人の友情は成立するのか
A,縺?>縺
俺はまた毎日のように ここに足を運ぶ。 "彼等"はきっと
人間では無い
ki
晴~!!!藤~士郎~!!!
gn
ふふッ…
hr
" 君も "
懲りないね。
ずっとトモダチだよな。 晴。藤士郎。
gn
ずっと、独りが寂しかった。
あんなに静かだった この場所が、 今じゃうるさいくらい賑わっている
ki
ずっと…
トモダチ 一緒だよ。







