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あきら
蒸し暑い
あの頃はこれくらいの暑さで 泣きまくってたっけ
この道を通るといつも
あきら
あいつが頭にうかぶ
あの日の恋愛が
いつまでも
いつまでも
忘れられない
そんな俺の物語
あきら
あきら
あきら
あきら
あきら
いるわけない
そんなことはわかっている
でも
あきら
そこには見覚えのある 懐かしい後ろ姿があった
その子は自分を一瞬横目で見たが すぐに目を逸らした
あきら
馬鹿だなぁ俺 そんなことして何が変わる?
そんなことを思いながら 走って駆け寄ってしまった
あきら
はるな
あきら
はるな
あきら
はるな
パシン
あきら
はるな
彼女はその場を 去ろうとしていた
追いかけても意味ないのになぁ
あきら
ここで彼女に追いついてしまったら 俺は二度と彼女に会えなくなるかもしれない
俺は踏ん張った
涙を流しながら
仕事帰り 今日あったことを思い出しながら 重い足を動かしていた
あきら
家の近くの信号で 女性が何かを探していた
あきら
???
あきら
???
運良く足元に落ちていた
???
あきら
???
あきら
状況が追いつかなかった
しばらく沈黙が続いて やっと理解が追いついた
あきら
はるな
あきら
何言ってんだ俺
あいつはもういねぇ
はるな
あきら
はるな
あきら
はるな
あきら
はるな
あきら
はるな
はるな
あきら
彼女は走り去ってしまった
店長
???
初めてあった彼女は 涙を流していた
あきら
店長
店長
あきら
店長
あきら
あきら
店長
店長
???
店長
店長
???
店長
???
店長
あきな
店長
あきな
店長
あきら
あきな
あきら
無意識に名前をつぶやく
あきら
スマホと電話番号の書かれた 薄い紙を交互に見る
あきら
電話の着信音が部屋に鳴り響く
はるな
あきら
はるな
彼女には…はるなにはまだ 名前を言ってなかったか
あきら
はるな
あきら
はるな
はるな
面目無い
あきら
はるな
はるな
あきら
この世には似てる人が 3人いるという
でも
はるなは似すぎていた
はるな
はるな
あきら
通話が終了した
あきら
あきら
まだ比べてしまっている
あきら